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グッと両手を掴んで隅の方へと追いやれば、機体がぐらりと傾いた。
「お前は俺の事が好きなんじゃないわけ」
「すっ、すきだよ……っ」
「だったら俺の言うことだけ聞けばいいの。
それ以外なにもいらないの」
分かってよ、わかれよ。わかれ、わかれわかれ。
無理矢理にでも教えこまないと彼女には伝わらないのだろうか。それなら今ここで、誰にも邪魔されないこの場所で教え込む。
そう思って顔を近づけた時ハニーは大きな声を出した。
「それは、分かってるけど……っっ」
「！」
「ぁ、……う、私その。お店と店長には良くしてもらったから……」
だから？
媚び売るって？
何を言われたって心に響かない。ただの言い訳なんじゃないかと思ってしまう。
「恩返しがね、したいの」
「助けてもらったわけでもないじゃん」
「でも、毎日楽しく過ごせたよ」
「それがなに」
俺と一緒に居たって楽しくなるんだし。
てか俺意外と一緒にいて楽しく出来たってなに。
うざ。
「……。傷つけたくない人なの」
「……」
「ばぁうくんには、居ない？ そういう、恩返しをしたい人」
俺がこんだけ酷いことをしているというのに優しく教えてくれるハニー。
ハニーの言葉で直ぐに思い浮かんだのはクイーンと家族も同然の仲間たちだった。
でもそれと同じだって？ 嘘でしょ。
俺は死ぬほど守りたいもので、死んでもなお守り続けたいものだ。それとたかが従業員である関係と一緒にして欲しくない。
なんでわかんないのかな。
「いるけど。お前とは気持ちが違う」
「……、」
「いいからさっさと」
「あの場所だと私、普通でいられるの」
「！」
泣きそうな声。
潤んだ瞳が強く訴えかける。
今までのどの説明よりもその言葉が1番心に響いた。
ただでさえ不安定な心を持っている子だ。そんな子が『普通』でいられる場所を俺が奪おうとしてたことに気がついた。
「それにねばぁうくんが教えてくれたお店だから、私。まだ頑張りたいよ」
「……」
力で押さえつけていた手から力を抜いて彼女から少し距離をとる。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
