04��大事にしたいんだ 🩷 ページ11
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「わぁぁぁーー！ てるちゃん見てよっ！
このお皿……っ！ 超可愛い……っ」
キャッキャっとはしゃぐ彼女。デートで可愛らしい雑貨屋さんに行った時、金色の縁どりがあるお皿を持って、見せてくる。
どうやら大きさも様々なようで使いやすそうなシンプルなデザインだ。
「えー。ゴールドとシルバーがあるよー。かわいい……」
「うん、かわいいね」
「えっ。これにさちょっとしたケーキとか作って乗せたりしたら絶対映えちゃうよっ！」
「……するの？」
「しない」
キラキラと瞳を輝かせながら言うものだから、てっきり出不精のAが行動力を起こすのかと思っていたがそうでは無いらしい。
少し現実を見ることが出来た彼女はす、とお皿を元の場所に置いて違う場所も見てみる。
……こういうお皿欲しいんだ。
「てるちゃーーーんっ！ 見てみてーっ！」
「今度は何？」
「見て！ このティーカップ！
3時とかにお茶会するのっていいよね〜。こう、カップケーキとか食べながらさっ！」
「するの？」
「……しない」
先程と全く同じ返しに思わずぷっ、と笑ってしまう。
「あ〜〜っ！ 笑ったーっ！ ちょっとー？」
「だって、やりたいことあるのに行動力ないから」
「てるちゃん意地悪」
「えー。僕が意地悪？」
これに関しては何も悪くないと思いたいのだが、確かにやらないことを分かっていながら聞いた所はある。
でもなぁ。
聞かないとA、衝動買いするんだもん。
使わないのに買って満足してしまうのか箱に入れたままのものは彼女の家の中に沢山ある。
それはお金も物も勿体ない。
「うー。……でもかわいいなぁ〜。ほら。桜のだよ？」
「桜だから欲しいわけじゃないでしょ」
「う。……それはそう。単純に新しいものが好きなだけ」
「素直でよろしい」
ものを増やすこと自体に達成感を覚えているうちはきっと何を買っても溜めちゃうだけなのだろう。
でもちゃんとプレゼントとかは使ってくれるんだよね……。
なんの違いなんだろう。
「でもさーーっ！ こういう新しくて可愛いものを揃えたら家事力が……！」
「あがるの？」
「あがりません、」
「あははっ」
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すずか(プロフ) - 初コメ失礼致します。つい最近Stellar様の作品に出会い、この狭い夢小説界隈に騎士様の小説をこんなに書いてこんなに人気になっている方がいるのだと感動していました。これから影ながら応援させて頂きます！ (2月9日 20時) (
レス) @page7 id: 424cc973e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年2月9日 14時
