【歌い手】もしかして、僕に用かい？【浦島坂田船】 (ページ2)

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私と彼らとの出会いページ2

"Why do not you dance with us tonight?"

貴「ん…。」

もう朝か…。

気だるい体をゆっくり起こし、洗面台へ向かう。

洗面台までいくと、重たい瞼を擦って気がついた。

すっごいクマだな…。

きっと、昨日夜遅くまで浦島坂田船の月ラジを見ていたからだろう。

でも今日は休日のため問題はない。

特に予定も入っていないから今日は家でゆっくり過ごそうかな。

まだ読みかけの本もあるから退屈しないだろう。

ほんとはせっかくの休日だから出掛けたかったけど…。

気が向いたら行こうかな…。

そんなことを考えながら洗面台をあとにした。

さて…。

読書を開始しましょうかね…。

小説を手に取り、しおりがはさんであるページを開く。

やっぱり時間がある時はゆっくりと落ち着いた空間で小説を読むのが好きだ。

気がついたらいつの間にか小説を読みきっていた。

他にも読みかけの小説はあるが、読む気にはならなかった。

てかさ…冷蔵庫にあれ入ってるのかな…

ｶﾞﾁｬ………ﾊﾞﾀﾝｯ

入ってないじゃん…。

…え?何が入ってないのかって…?

………血。

私…吸血鬼だからさ…。

だから血ないと倒れちゃうから今から摂取しに行かないとダメだね…。

着替えよう…。

めんどくさいし、だぼだぼのパーカーにショートパンツでいっかな…。

よし、旅に出ようじゃないか…!!

貴「…行く場所ないから海来ちゃったよ。」

海まで来て何するの…。

う～ん…誰か居ないかな～…。

…おや。あそこに人が居ますね…。

話しかけてみようじゃないか～!!

貴「こ、こんにちは…。」

?「え、俺に言ってるの??」

貴方「は、はい。」

ちょっと待って…。

この人さ……。

浦島坂田船のうらたさん…じゃないですか…?

え、ちょ、私言ってなかったけどcrewなんだよ…。

LIVEも行ってるし、CDも全部持ってるし、グッズも出来る限りは持ってるし…。

そんなガチ勢の目の前にうらたさんが居てもいいんですか?!

棺桶の中で一生眠ることになりますよ?!いいんですか?!

いいんです!!!

う「俺…ですよね。こんにちは。」

貴「今日は海に何しにいらっしゃったんですか?」

う「なんなとなく…ですかね。貴女は?」

貴「私は誰かの血を吸いに…ﾊｯ」

やっちゃったぁぁぁぁ!!!!!

なんで今言ったの?!!?

意味が分からない!!!!!!

貴「あの、えっと、忘れてください。失礼しました。」

う「おい、待てよ。このまま返すのは勿体ないから、付き合ってくんない?」

貴「……は」