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宮西先生のこわぁーい説教を聞き、俊建と二人で宮西先生に謝罪したあと、久しぶりに2人で帰ろうということになった。
まぁ、隣同士なんだけどね。
「やっぱり怖いね、宮西先生」
『怒鳴られた時は死ぬかと思った。しかも俺だけに怒鳴るからさ』
「当たり前でしょ。そもそも私行く意味なかったからね。ほぼ俊建が怒られてたじゃん。」
『Aも前寝てたってこと言えばよかったな』
「それだけはやめて」
宮西先生の話をしながら家に帰っていると、昔、2人でよく遊んだ公園に行こうってなって。
『懐かしいね〜この景色』
「ブランコ、ちっちゃくなってる」
『俺らがでかくなっただけ。』
小さい頃の思い出話。
懐かしいローラー滑り台。
小さい鉄棒。
何もかもが懐かしい。
「あ、見て、まだ残ってる」
『ほんとだ』
ベンチの裏に掘られた
「A」と「俊建」の文字。
仲良かったんだなぁ。
今もだけど。
『これ、誰が書いたんだろうね』
「何を?あ、ほんとだ気づかなかった。」
薄くだけど、2人の名前に被された相合い傘。
『なんか、嬉しいね。』
「え?何が?」
『ううん、なんでも』
よし、行こか。と、公園を後にする私たち。
「じゃぁね、ありがと。って隣だけど笑」
『また後で電話するね』
「おっけー」
私と俊建はなんか凄いもので繋がれてる気がする。
だから、考えたことなかったのかも。
『もしもし?A?』
「Aですよー?笑
ねぇ、聞いてよぉ〜。私が食べようと思って冷蔵庫にプリン隠してたの。そしたらさ、弟が食べとってん。ほんとに頭にくるよね…って聞いてる?」
『あ、あのさっ!
いきなりでおかしいと思うんだけど…
俺、俺、Aのことが…好き。』
気付かされる隠れてた感情。
その感情がひょっこり顔をだした。
傍にいるのが当たり前すぎたのかも。
新たな絆が、いや、新しい愛が生まれたこの日。
そして朝が来て。
『おはようA』
「おはよう俊建」
2人の手の中に閉じ込める暖かい温もり。
「俊建っ!起きて!」
『A…』
宮西「おいこらそこ、イチャイチャすんなー。授業中やぞ」
宮西先生、俊建の寝言に反応しないでください笑
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宮西先生に怒られる…
ひょえぇぇぇ…
考えただけで鳥肌ですね…怖い怖い…
読んでくださりありがとうございました^^*
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オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» イメージ通りで良かったです! (2019年9月1日 0時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - ありがとうございます!そうそう、こんな感じ…です!!最強にイメージ通りです!←日本語おかしい 本当にありがとうございましたっ! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» 了解です!亡くなる系こうせくんので書いたので、すこし話挟んで載せます!リクエストありがとうございます! (2019年8月16日 9時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - って感じ?かな?でもよくわからなくなりました!どんなシチュエーションかはおまかせします。 (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - オむライスさん» バットだけどちょいハッピーですかね…例えばきよみーはこっちが好きだったけどこっちは事故死とかで死んじゃうけど、最後に手紙で想いが伝わる… (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オむライス | 作成日時:2019年8月6日 16時