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『A!!!』
「ごめんね…」
声になってないAの声が微かに聞こえた。
「輝星には…心配…かけたくなかったんだ…
大好きな野球に…集中して…ほしかったの……」
弱々しく僕の手を握り返すAはとても悲しそうだった。
「私ね…もし、天国に行っても…ずっと輝星のことが大好きだよ」
『そんな事言わないで、まだ分からないでしょ?まだ生きるかもしれないじゃん!』
「私はもういいの…
輝星と出会えて…ほんとに幸せだった…」
なんでAは、そんないつもの優しい顔で話すの?
A…だめだよ…
Aの冷たくなった姿なんて見たくないよ…
「私、もう行かないと…
最後に一つだけ…」
『待ってよ…行かないでよ…!
だめだよ!だめ!』
お母さんは見守ってるだけだった。
止めもせず、二人の時間を作ってくれていた。
「輝星、頑張るんだよ。
私、空の上からでも見てるからね…」
『A…』
「幸せでした…ありがとう…」
そして彼女は。
たくさんにの人に見守られ、
19歳の若さで、この世に別れを告げた。
『Dear輝星
この手紙読んでるってことは、もう私はいないってことでおっけ?笑
まずはこの病気のこと隠しててごめんね。どうしても輝星に心配はかけれなかったんだ。私のせいで輝星が不調になっちゃったら。これが怖かったの。
輝星はいつも守ってくれたね。
次は私が守る番。
でもね、1つお願いがあるの。
忘れてとは言わないから。
違う女性と、幸せになって欲しいの。
じゃないと輝星、1人じゃ寂しいでしょ?
柿木くんにお世話されちゃうから。
柿木くんが大変だよ笑
輝星が幸せになってくれたら、私は幸せだから。
ほんとうにありがとうね。
こんな弱い彼女でごめんなさい。
輝星のすぐ側で、輝星の笑顔を見ることが出来て、幸せでした。
100年後ぐらい?
待ってるね!お空の上で!
fromA』
Aが亡くなった時に、お母さんが、預かってたから、と貰った手紙。
Aらしい手紙だった。
そうだな。笑
もう柿木には迷惑かけれないよな笑
A、見ててね。
絶対、日本一のエースになるから。
1番輝く星になるから。
そしたらドジなAも、見つけやすいでしょ?笑
幸せな時間をありがとう。
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バッド系にしてみました。
苦手だった方ごめんなさい!
これからも「君との日常」をよろしくお願いします!
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オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» イメージ通りで良かったです! (2019年9月1日 0時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - ありがとうございます!そうそう、こんな感じ…です!!最強にイメージ通りです!←日本語おかしい 本当にありがとうございましたっ! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» 了解です!亡くなる系こうせくんので書いたので、すこし話挟んで載せます!リクエストありがとうございます! (2019年8月16日 9時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - って感じ?かな?でもよくわからなくなりました!どんなシチュエーションかはおまかせします。 (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - オむライスさん» バットだけどちょいハッピーですかね…例えばきよみーはこっちが好きだったけどこっちは事故死とかで死んじゃうけど、最後に手紙で想いが伝わる… (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オむライス | 作成日時:2019年8月6日 16時