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｢しかし、どうしたものか……｣
｢何を悩んどるんじゃ。怪我が治るまで好きなだけここに居ればいい。｣
｢えっ！？｣
誰もが私をここに置いておきたくないと考えているだろう。しかし、そんなことを考えていないような顔をして老人はニッコリと笑った。
｢ちょっと待ってください！彼女は天人族、これ以上関わることは危険です！｣
｢山田先生、彼女の前ですよ…！｣
｢あ…｣
やっと本音を言った忍者たち。気まずそうな雰囲気が立ち込めるが私は分かっていたかのように微笑んだ。
それを見て、私以外の全員は驚いたような顔をして固まった。
｢では、聞こう。泡沫A、おぬしはわしらに危害を加える気はあるのか？｣
私は首を横に振る。
｢なら、なんの問題もないじゃろう。元々、天人族が危険と言われ始めたのはわしら人間がこやつらを襲ったからじゃろう。こちらが何もしなければ何も起きるはずがない。｣
｢それは、そうですが……。生徒たちにはどう説明するんですか。｣
｢普通に言えばいいじゃろうが、この機会に天人族と交流してみるのもいいだろう。｣
｢ですが、我々は今まで天人族とは関わるなと教育してきました。今さら交流などと……｣
やっぱり天人族を置いておきたくない忍者たちは眉をひそめる。いい加減、埒が明かないので出ていくと提案しようとすると、筆を持った私の手を最初に会った男の人が止めた。
｢……先生方、彼女はわたしがここに連れてきました。わたしが責任をもってわたしの家で面倒をみます。｣
｢利吉、お前何を言っているんだ。｣
｢わたしは、天人族がそれほど危険だとは思いません。忍術学園が彼女のことを拒否するのなら、ここに連れてきたわたしが責任を持つべきでしょう。｣
｢いや、そういう話ではなくてだな……｣
｢なら、どういう話なんですか。｣
今にも喧嘩が始まりそうになっていると、利吉と呼ばれる男は私にニコリと微笑んだ。きっと安心しろとでも言いたいのだろう。
もういっその事、私がここで暴れて逃げ出せばいいのかもしれない。でも、この数の忍者に追われるのはさすがに嫌だなぁ……
｢喧嘩はやめんか！学園長のわしがいいと言っておるんじゃ！異論は認めん！！｣
｢そんな強引な…｣
｢泡沫A、おぬしはどうじゃ？ここに残るか、出ていくのか。｣
皆の視線が私に集まる。きっと出ていって欲しい人が多いだろう。でも、これ以上戦うのも逃げるのも限界だ。
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すずは(プロフ) - れいらさん» コメントありがとうございます！上手く説明できるか分かりませんが、一応説明してみます…コメントの名前が書いてある横の(プロフ)という所を押してもらうと、その人のプロフィールに飛びます。そのページにメッセージを送るという所があるので、やってみて下さい！ (2023年1月7日 20時) (
レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - こんにちは魔法使いは救いを求める 拝見してる者です！続き見たいのですがTwitterをとっていなくて恋夏さんツクのメッセージご利用くださいと言っておりますがそれすらもわからない初心者でして…教えて頂けないでしょうか？万が一言葉で伝えるのが難しい場合は調べます (2023年1月7日 20時) (レス) id: 62b1690a8f (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - 恋夏さん» コメントありがとうございます！リンクに飛べない理由は私もちょっと分かんなくて…ユーザー名は@SUZUHA_yumeなので、Twitterで検索していただければ大丈夫だと思います。それでも出来なければ、占いツクールのメッセージをご利用ください。 (2022年11月12日 9時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
恋夏(プロフ) - こんにちは!魔法使いは救いを求める、面白いです!続きを拝読させていただきたいのですが、Twitterアカウントのリンク？クリックしてもページに飛ばなくて…どうしたら良いでしょうか?すみません占ツクは初心者でして💦 (2022年11月12日 8時) (レス) id: 57259ef5e6 (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃん、皆と仲良くなれるといいですね。Twitterをやっていない方には占いツクールのメッセージにて返信をさせていただこうと思っております。よろしければ、一言お声がけ下さい。 (2022年10月31日 20時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずは | 作成日時：2022年8月20日 19時
