魔法使いは救いを求める【忍たま乱太郎】

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計画通り……！！


見たか！私の最強スマイル！！いつもこれで相手をおだて、最低価格まで値切って値切って値切り落としてたんだ！！

ま、2人とも綺麗だと思ったのは本心だし、嘘はついてないもーん。



｢う〜ん…｣

｢どうしたんだ？守一郎。｣



私が心の中でほくそ笑んでいると今度は浜守一郎さんが近づいてきた。私は首を傾げる。



｢なんか、2人よりもAの方が綺麗だな！｣

｢はぁ！？｣

『！？』

｢守一郎…！お前、自分が何を言っているのか分かっているのか！？｣

｢ぼくもAちゃんの方が綺麗だと思うなぁ♪特にこの髪、枝毛1つない、素晴らしい髪だよね！｣

｢なっ、髪ならわたしだって…！｣



や、やめてくれぇ…自慢話に私を巻き込まないで。自分の顔を使って納得させたのはマズかったかなぁ…

私は2人に容姿について褒められ、なんだか気恥ずかしくなった。そして、逃げ込むように善法寺さんの背中に隠れた。



｢どうしたの？｣

｢…………今のうちにここから逃げるか。まだ紹介する場所はたくさんあるからな。これ以上、自慢話は聞いてられん。｣

｢……そうだな。次は飼育小屋でも行くか。｣

















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あのまま、こっそり忍び足であの場を離れた私たちは飼育小屋に来た。

そこには、またもや生徒たちが集まっているようだ。しかし、もう避けるのもめんどくさい。反応だけ見て無理そうなら帰ろう。



｢今度は3年か。｣

｢どうする？｣

《行きましょう。》

｢え、いいの？｣



《もうさすがに慣れてきました。》と書こうとすると足元から何やら音が聞こえてきた。その音の正体は……



｢ジュンコ〜、どこだー？｣

｢あいつ、またヘビを逃がしたのか。｣

｢あはは、他の虫が逃げてないといいけど……｣



…ヘビって、もしかしてこの子がジュンコか？

足元で私を見上げているヘビを見つけた私は、ヘビに手を差し伸べた。すると、ヘビは腕に絡まるように登ってくる。



《ジュンコってこのマムシのことですか？》

｢うわっ！？何やってんだ！触ったら危ないぞ！｣

｢噛まれたら大変だ！！早く孫兵に引き取ってもらおう！｣

｢お前、ヘビとか平気なのか？｣

《かわいいです。》



私が笑顔を向けるとジュンコも私の首に巻きついて嬉しそうにしている。当のヘビを探していた子は私に気づいて、驚いているようだ。

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