#37 ページ46
ﾄﾞﾝｯ
勢いよくリヴァイさんにとびつく。
「おい！リアっ！ちょっ！」
とびついた反動で後ろに倒れ込むリヴァイさん。お陰様で医務室から廊下へたおれた。
『えへへ！リヴァイさんあのね！リアね！』
「わかったわかった。一旦落ち着け。体は成長したのに心は子供のまんまだな…。あと周りを見てみろ。」
興奮気味の私は周りを見ていなかったようだ。リヴァイさんに言われるがまま周囲を見てみると...
そこにはエレン抜きのお馴染みの同期がいた。
終わった。今はそれしか考えられなかった。
ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ
「リア...！お前ってやつは...！！」
ユミルが笑いながら震える。おい。指さすな。
「ユミルだめだよ...！笑っちゃ！」
なんてクリスタが庇ってくれるのは有難いが笑いを堪えているのは分かるぞ。
今、私は5日間ご飯を食べていなかったので食堂に来て仲の良い同期と夕御飯を食べていた。
「リヴァイさーん♡あのね！あのね！」
コニーも悪ノリして裏声を使いながら私の真似をする。
はあ。もうやだ。
ユミルとコニーはほっとこう。そう決めて隣に座っていたミカサに話を聞くことにした。
『ねえ。何で医務室前の廊下にいたの？』
「風の噂で貴方が起きたと聞いたから行ける人だけでお見舞いに行った。」
淡々と答えるミカサ。
『エレンは...。エレンは大丈夫なの？』
「エレンは強い。だから大丈夫。エレンは、明日から旧調査兵団本部に寝泊まりするの。巨人化しないように監視するため。」
監視だなんて...。
『監視って誰がするの？団長？』
「違う。あなたの大好きなリヴァイ兵長率いる特別作戦班。」
『ミカサまでからかうの...。え。あ。リヴァイさんとまた離れることになるのか...。』
ん？私...リヴァイさんと話したいことが沢山あったのに！明日出発でしょ...。
ﾊﾞﾝｯ
『ごちそうさま！！』
私が机を叩いて立ち上がったためユミルとコニーがビクッとなっているのがわかった。
『私リヴァイさんのところ行かなければ。じゃあね。みんな！また、明日！』
みんなともっと話したかったけれど今はリヴァイさんを優先。
急いで食堂を出てどこにいるかも分からないリヴァイさんを探し始めた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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天雪(プロフ) - 最初だけ読んだら『13日の金曜日』を思い出しました…まじで面白いです！ (2020年5月7日 22時) (
レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
りほ太郎(プロフ) - 千さん» 間違えました！直させて頂きます。ご指摘ありがとうございました！ (2017年7月29日 21時) (レス) id: 722aa0d309 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 質問よろしいでしょうか？＃３の「人に化けた人間」とは、どう言った意味なのでしょう？ (2017年7月16日 15時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りほ太郎 | 作成日時：2017年3月6日 0時
