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ﾄﾞｵｵﾝ
『ハッ！！』
私は大きな音が聞こえとび起きた。
『んー。なんの音よ。』
目を擦りながら時計を見ると
『え...?遅刻じゃん!寝過ごした!なんで起こしてくれないの?!』
同室のサシャに怒りを覚えながら急いで支度をしているととても外が騒がしかった。
ﾊﾞﾝｯ
「リア！まだ寝てたんですか！？」
『なんで起こしてくれなかったの？！』
「私もギリギリで頭にありませんでした！！そんなことよりですね！」
私はこの一言で眠気が覚めた。
「壁に穴を開けられました!」
ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ
「現在我々『駐屯兵団』のみによって壁の修復と迎撃の準備が進行している!お前達訓練兵も立派な兵士だ！今回の作戦でも活躍を期待する!」
ガスの準備中辺りを見渡すと様々だった。
絶望しているもの、生き残ってやるとやる気満々なもの、無表情でガスの準備をしているもの___。
「おい。ねぼすけ。どうだった俺達が50メートル級とやりあってたときの夢の中は？？」
とコニーに茶化された。ふざけてないと精神が安定しないんじゃないんだろうか...。
『それはもう良かったよ。』
軽くスルーして、今の状況を整理し、一番心配なことを考えた。
リヴァイさんはどこで何をしているのだろう。あ、そういえば壁外調査だったか。
私がここで死んだらリヴァイさんに会えないな.....。
どれもリヴァイさんのことばかりだった。
長い間あっていないんだもの。
『はあ...。』
よしっ、そう呟き自分で頬をたたき気合を入れた。
ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ ｰ
「前衛部を駐屯兵団が、中衛部を我々率いる訓練兵団が、後衛部を駐屯兵団の精鋭部隊が...。我々はタダメシのツケを払うべく住民の避難が完全に完了するまでこのウォール・ローゼを死守せねばならない。」
「みな心して命をささげよ！解散！」
手が震える。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
そんな言葉が頭の中を支配する。
死ぬが怖くてたまらない。
そんなときに肩に手を置かれた。
「リア...。大丈夫。落ち着いて。」
後ろをふりかえると右からクリスタ、ユミル、サシャがいた。
「なんかリアらしくないな！心配すんなよ！」
「そうですよ！皆の危機のときに寝ていた人が今更なんですか?！」
ははは...。この人らには叶わない。そう思った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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天雪(プロフ) - 最初だけ読んだら『13日の金曜日』を思い出しました…まじで面白いです！ (2020年5月7日 22時) (
レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
りほ太郎(プロフ) - 千さん» 間違えました！直させて頂きます。ご指摘ありがとうございました！ (2017年7月29日 21時) (レス) id: 722aa0d309 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 質問よろしいでしょうか？＃３の「人に化けた人間」とは、どう言った意味なのでしょう？ (2017年7月16日 15時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りほ太郎 | 作成日時：2017年3月6日 0時
