#19 ページ25
私は人前で泣いてしまった事を恥、足早に食堂を去り、部屋に駆け込んだ。
『ど、どうしよう...。あんな過去の話して...。嫌がらせはなくなると思うけど誰も関わってくれなくなる..。』
やっちゃったー、そう呟きながらドアの前にしゃがみこんだ。
でもまあ少なくともあの野郎は分かってくれた....と思う。
『はあ....。』
ｺﾝｺﾝ
「リア！サシャ！遊びにきたよー！」
入っていいかな？、そんなクリスタの声がドアの向こう側から聞こえた。
私は急いで立ち上がり、泣いたことを悟られるように振る舞おうと決意し、ドアを開けた。
「リア！あれ？サシャはいないの？」
ｺｸﾘと頷いた。そうするとクリスタは私の顔を見て、
「やだ！リアったら目が真っ赤じゃない！どうしたの？何かあったの？話し聞くよ？」
即バレ。
声がでかいよ!手を引いて私は部屋に入れた。
ベットに隣り合わせで座った。
「で、何があったの?」
私は食堂であったことを話した。
「そう。そんなことがあったのね..。」
そう呟くと顎に手をおきながら考え始めた。
「んー。まあ！リアが心配するほどなことはないよ！逆にみんな申し訳なくなって気を使ってくれると思う!」
クリスタは微笑んだ。
『いや、気を使われるのが嫌なんだけど...。』
私は頭をかいた。
「そっか...。なんかあったら私が殴ってあげる！」
クリスタは殴るふりをした。
クリスタじゃ無理だよ、といいそうになったが絶対に起こるのでやめといた。
『そうだね。なんかあったらクリスタに頼むよ。』
「うん！」
それからクリスタと少したわいなことを喋ってからおやすみなさい、そう言って部屋に帰っていった。
少したつと
「ただいまー！あれ？リア？起きてたんですか？」
そういえば結構時間がたっていた。
『逆にサシャは今まで何やってたの？...もしかしてまた教官室？？』
「ｷﾞｸｯ！」
『本当に好きだよね。なにやらかしたの？』
汗が吹き出るようにでているサシャは
「い、いやー....。本当まいりますねー...。ははは....。」
そう言って苦笑い。
『程々にね。じゃあおやすみなさい。』
「はい。おやすみなさい!」
そう言って私は目を閉じた。
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天雪(プロフ) - 最初だけ読んだら『13日の金曜日』を思い出しました…まじで面白いです！ (2020年5月7日 22時) (
レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
りほ太郎(プロフ) - 千さん» 間違えました！直させて頂きます。ご指摘ありがとうございました！ (2017年7月29日 21時) (レス) id: 722aa0d309 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 質問よろしいでしょうか？＃３の「人に化けた人間」とは、どう言った意味なのでしょう？ (2017年7月16日 15時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りほ太郎 | 作成日時：2017年3月6日 0時
