#14 ページ19
それからエレンについて行ったらそこには金髪のおかっぱと黒髪の見かけない顔立ちをきた女が立っていた。
「エレン!....とその子は...。」
私の方を見る二人。
「あぁ。こいつはリア。俺が手伝ってくれるように頼んだ。」
そうエレンがいうと
「よろしくね！僕の名前はアルミン！アルミンって呼んでよ!」
「私はミカサ。よろしく。」
なんだろう。どんどん私の中の氷が溶けてく感じ。じんわり私を温める。この感じ嫌いじゃない。
「さあ！練習を始めようか!」
アルミンの一言で特訓が始まった。
「基本通りにやればできるはず。上手くやろうとか考えなくていい。」
ミカサを始めとし、一言ずつアドバイス言い始めた。
アルミンも何かアドバイスをしていた。
私はペンダントを握りしめ、上を見上げた。
お母さん、お父さん。私もう気にしない。だって...。人間って悪い人ばかりじゃないって気づいたんだもん。
私はエレンにアドバイスをしている二人をみながら空にいるお母さんとお父さんに思いを伝えた。
心なしかお母さんとお父さんの声が聞こえた。
.....。うん。絶対気のせい。
「おい！おい！リア？」
私の目の前には顔を近づけているエレンがいた。
『わっ！』
反射的に後ろに下がってしまった。
『な、なに？』
私はとても動揺している。
「お前ペンダント握りながらずっとぼーっとしてだぞ？顔近づけても気が付かなかったし。大丈夫か？」
『大丈夫だから何？』
顔を手で扇ぎながら言った。なんか暑いな。顔が。
「あぁ。お前からアドバイスが欲しいんだ。なんかないか？」
ないから頑張ってと冷たくあしらってしまった。なんか今日おかしい。
「...。今度こそできる気がする。上げてくれアルミン！」
「いくよ。」
ドッドッドッ。心拍数が上がっていく。なんで自分が緊張してるんだろう。
上に上がっていく途中でエレンがバランスを崩した。
「あ！？」
「え！？」
エレンは勢いよく頭を打ち付けた。
二人が急いで駆け寄る。
「エレン！大丈夫！？」
ミカサがエレンを揺らす。
「ミカサ揺らし過ぎだよ!医務室へ運ぼう。頭からたくさん血が出ている。」
エレンの頭は真っ赤だった。私もエレンに駆け寄り、医務室に運ぶ手伝いをした。
ミカサが心配した顔でエレンを見つめていた。
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天雪(プロフ) - 最初だけ読んだら『13日の金曜日』を思い出しました…まじで面白いです！ (2020年5月7日 22時) (
レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
りほ太郎(プロフ) - 千さん» 間違えました！直させて頂きます。ご指摘ありがとうございました！ (2017年7月29日 21時) (レス) id: 722aa0d309 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 質問よろしいでしょうか？＃３の「人に化けた人間」とは、どう言った意味なのでしょう？ (2017年7月16日 15時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りほ太郎 | 作成日時：2017年3月6日 0時
