#12 ページ17
部屋についたので芋女ことサシャをそばかすと一緒に静かにおろした。
私はずっと疑問に思っていたことをそばかすと小柄に聞いた。
『ねえ、なんで貴方達は拒絶とか差別とかしないの？』
すると二人は顔見合わせてまたこちらを向いた。
「アホなのかお前？」
は？喧嘩売ってるの？とてもイライラした。でもこのイライラは一瞬だった何故ならば
「貴方は何もしてないでしょ？不死族だってどこにも巨人の仲間なんてかかれていないもの...。」
「あんな奴らはほっとけばいいんだよ。」
そう言ってくれたからだ。
『.....。あほはそっちだよ...。....ありがとう......。』
首にかけてあるペンダントを握りしめ、目に涙を浮かべながら私は言った。
リヴァイさん以外に優しくされたのは初めてだった。人間にはこんなにもあたたかい人がいたのか...。
「「どういたしまして!」」
「何かあったら私達を頼ればいいよ。同期だし。なんか言われたら私が殴るから。」
小柄な子には似合わない乱暴な言葉であったがとても嬉しかった。
そばかすがお前じゃ無理だろ、と言うとポカポカと効果音がでそうな感じで小柄はそばかすを殴った。
「そういえば自己紹介がまだだったね！」
私の方に向き直ると、
「私はクリスタ・レンズ。二人ともクリスタって呼んで!」
クリスタは微笑んだ。女神みたいだ。
「私は、ユミル。ユミルって呼んでくれよ。お前は...?」
なんか喋り方男みたいだなー。
「私の名前はリア。リア・カーター。なんとでも呼んで。名前なんて３人くらいにしか呼ばれたことないから...。」
昔じゃこんな未来想像できなかったな。人間とこうやって一緒に暮らしたり仲良くしたり...。これも全てリヴァイさんのおかげじゃないか....。
リヴァイさんありがとう、調査兵団に入ったらそう伝えよう。
じゃあ私達はいくねー。おやすみなさい、とクリスタとユミルは出ていった。
扉が閉まるとそれが合図だったのかのようにサシャが飛び起きた。
「ハッ！！...ここは...。」
サシャは辺りを見渡す。彼女は目を瞑り記憶を辿り始めた。
「そうか。走らされて神様が現れて.....。」
そういえば！！と言いこちらを首がもげそうなくらい勢いよく向いて
「不死族って何ですか？！」
と。まだ覚えていた。眠いし、馬鹿に説明しても意味ないと思うから簡単に説明した。
「少し、人間と違うだけ。」
そう。そうなんだ。少し違うだけなんだ。そう自分に言い聞かせた。
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天雪(プロフ) - 最初だけ読んだら『13日の金曜日』を思い出しました…まじで面白いです！ (2020年5月7日 22時) (
レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
りほ太郎(プロフ) - 千さん» 間違えました！直させて頂きます。ご指摘ありがとうございました！ (2017年7月29日 21時) (レス) id: 722aa0d309 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 質問よろしいでしょうか？＃３の「人に化けた人間」とは、どう言った意味なのでしょう？ (2017年7月16日 15時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りほ太郎 | 作成日時：2017年3月6日 0時
