居場所をなくした先の店で【浦島坂田船】

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いつも通りの通路。でも心境的には全く違っていた。

いつもなら、会社めんどいな、とか今日は何言われるんやろとか考えていたのに。

昨日の夜あった店のことでかなり心がウキウキと胸が高鳴っていた。

そして、昨日たしかにあった店の前まで来た。

でも

『えっ…なん、で』

あのお洒落な店は無くなっていた。跡形もなく綺麗さっぱり。

あー。日頃の疲れが溜まってたのかな。だからあんな夢見て…そう思った。




がっかりしながら私は会社にたどり着く。

挨拶はするが、当然返事は返ってこない。

いつもの机に座り、いつものパソコンを開いて、今日の仕事の確認をする。

うわぁ、今日も仕事ぎっしり。

もちろんここはブラック企業なんかではないから、ちゃんとその分給料はもらえる。

でも、先輩などから任されたものも多くあり、残業が多かった。



あれが夢だったのなら、まぁいい夢だったな。



また、続き見れるかな？同じ夢、見れるかな？見れたら、いいな。



そう心の中でつぶやき、昨日のことを思い出しながら、作業を開始した。




























「A、かなり溺れてくれたみたいだな。」

「あとは、この中の誰を選ぶか、やな。」

「絶対に俺やな！」

「みんなには絶対渡さへんからな。」

ショータイム→←目覚めた場所は

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