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せ「さてと、どこから話しましょうかねぇ。」

そう言いながら、センラさんは足を組み、少し目を細めてスプーンで紅茶を混ぜていた。その姿でさえも画になる。

せ「あ、そうそう、僕らと貴方とは昔に会ったことがあるのか、というところから喋りましょうか。

僕らは昔、毎日毎日遊んでいました。Aさんが幼少期の頃…でしょうか。」

私がセンラさん達と会っていた…?幼少期…まだ、お母さんが生きていた頃だ。その時の事は鮮明に覚えているはずだ。でも私はセンラさんたちと遊んだことも、まず会った記憶さえもない。どういうことだろう?

せ「実はですね、その頃のAさんの記憶は消去されてるんですよ。」

私の考えを読んだかのようにセンラさんが答えた。消去?記憶なんて消去出来るものではないはずだ。

せ「まぁ、分からなくてもいいんですよ。僕らもその時は子供でAさんとたくさんのことをして成長しました。ですが…ある日を境に僕らは会えなくなってしまったんです。」

分からないことは多いけど…とにかく、私達は昔遊ぶ仲で、でもあるきっかけがあって会えなくなった。そこまではわかる。でも…

『じゃあ、なんでこんな偶然にも私達は会えたんですか…?そもそも、私の記憶がなくなった理由はなんですか?』

そんな偶然、有り得るはずがない。記憶が消去されたということもまた疑問のひとつだ。そもそも出来ないと思うけど…

せ「うーん…記憶がなくなった理由は話せませんが…僕らが会えたのは、僕ら4人がある人に頼んだんですよ。そうなるようにって。」

そんな、頼むことで偶然会えるなんてこと出来るのか…?そう思い、口を動かそうとしたがセンラさんの声にかき消された。

せ「そろそろ時間ですねぇ。お疲れでしょうし、今日は早めに休んだ方がいいですよ。」

ほな、また今度会いましょうか。そう言って手を振った。ぺぽちゃんも手を振っていて、私も振り返そうとしたが、いつもの暗闇が来る方が少し早かった。

黄の独占欲→←*


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作品ジャンル:恋愛
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ほぷる(プロフ) - 月夜さん» コメントありがとうございます!いつも亀更新で申し訳ないです(-_-;)これからも頑張りますね! (2021年4月4日 22時) (レス) id: 267d44aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - この作品大大大大大好きです!!更新できる限りでいいので頑張ってください!! (2021年4月3日 18時) (レス) id: 1cb00a25d1 (このIDを非表示/違反報告)
ほぷる(プロフ) - 赤坂さん» コメントありがとうございます〜!亀更新ですが絶対完結はさせたいと思ってますので…!!(勿論内緒にしますよ〜(*´ω`)) (2020年2月23日 13時) (レス) id: 92cc03210a (このIDを非表示/違反報告)
赤坂 - あ、ちなみに今の内緒ですよっ! (2020年1月24日 16時) (レス) id: bd128d24b1 (このIDを非表示/違反報告)
赤坂 - 早く続きが見たい〜!母ので勝手に見てるんであんまり見れないけど、次には更新されてると嬉しいです( ´∀`)/まぁ作者さんも無理しないのが一番ですよ!頑張って下さい! (2020年1月24日 16時) (レス) id: bd128d24b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほぷる | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月16日 12時

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