【募集企画】東方幻想記録物語 15巻

久しぶりのお外だお メロウドール・コンセルヴェ ページ13

御茶会がお開きになったあと……

「日傘…あった。」

私、メロウドールは外に出る準備をしていた。フランのお陰で久しぶりに外に出ようとする気持ちが芽吹いたので。
善は急げって言いますし。ちなみに日傘は一様です。

「あら、出かけるのかしら。珍しいわね」
「貴方こそ、大図書館の外にいるなんて…」
「ちゃんと外には出てるわよ」

今話しかけてきたのはパチュリー・ノーレッジ。
紅魔館にすんでいる魔女だ。
パチュリーだって、ほとんどの時間を図書館で過ごしている癖に…。

「まぁ、そんなことはどうでもよくて、私そろそろ行くね。」
「えぇ、気を付けなさいよ」

保護者みたいなこと行っちゃって…。
パチュリーに少しあきれつつ、私は数年ぶりに
紅魔館の外に踏み出した。









「…なんか、嫌な予感が……気のせいか。」

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