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fk「……という事でさ、ね? 仲間にするからね?」
dt「決定事項なのね」
kj「仲間になってくれる? みたいなくだりちゃうのね」
fk「だってそしたら多分拒否るじゃん」
sk「じゃあさーコードネーム考えようよー」
fk「そうだ! えー何にする!?」
kj「なあなあ、俺が太陽やん? せやから月とか星とかそんな感じにしようや」
sk「やばあ、格好良くなりそう」
突然盛り上がり始めた深澤達を遮ったのは、目黒のか細い声だった。
mg「……どうせ裏切るくせに」
一瞬で騒ぎを収めた一言を聞いて、閃いたのは阿部だった。
ab「……月にしよう」
nb「なんで?」
ab「月ってね、自分で光ってる訳じゃないんだよ。太陽の光を反射して、それで光っているように見えてるの。だから光が無ければ月は見えない」
sk「へー」
dt「え、ディスってんの?」
ab「違う」
阿部は目黒に目線を移して続けた。
ab「光が無ければ月は闇に隠れる。なら、闇に隠れないように光を当て続ければ良い。お前がその名を持つ限り、俺達がお前に光を当て続ける」
mg「……っ」
iw「そういう事か」
fk「月の名前を持つ限り、俺達は絶対にお前を裏切らない。そういう事だ」
ab「そう。だから……Moonはだせえな。なんだ……Luna、とか?」
sk「何語?」
ab「イタリア語、だったかな」
nb「相変わらずよく出てくんな」
dt「でも素敵な名前」
fk「採用!!」
黙って話を聞いていた目黒の目が明らかに潤んでいた。唇を噛み、必死で溢れるものを堪えていた。
＿＿信じて……みる?
ふと、向井が目黒の右手をそっと両手で包んだ。
kj「太陽の光が必要なら……俺がずっとめめの側におったらええんやな」
fk「めめ?」
dt「目黒?」
kj「今思いついた」
fk「採用!! 俺もめめって呼ぶ!!」
sk「えーじゃあ俺も!!」
ここまで胸が熱くなったのは何時ぶりか。
胸焼けしそうな程の優しさを一身に受けたのは何時ぶりか。
kj「な、ずっと側におるから。もう大丈夫やから」
目黒は急に向井の手を払った。もう我慢できなかった。
kj「めめ……!?」
mg「……っ、う……」
右手を目の上に乗せ、目黒は顔を真っ赤にして口を歪めた。
彼がここまで泣いたのは、きっと家族の葬式以来だった。
＿＿もう彼を闇に帰す事はしない。
目黒が泣く姿を見て彼等は決意を固めた。
その日の夜、向井は目黒の病室で共に眠った。
目黒は数年ぶりに深い眠りに落ちた。
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怜(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» ありがとうございます! そうですめめです! ゆっくりですがこれからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年7月16日 21時) (
レス) id: 03141f9b41 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 移行おめでとうございます！次の加入組はめめですかね？今後の展開も楽しみにしています！ (2020年7月13日 0時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年7月12日 15時
