空閑遊真 ⇔ 孤独感 ページ6
レプリカ先生が遊真の傍から消えて早数日
遊真の傍に、三雲や千佳がいてもたまに見る遊真は寂しそうだった
遊真の父親、有吾さんが亡くなってからずっと遊真の傍にいたレプリカ先生
「……遊真」
遊「どうしたの?くりやま先輩」
「寂しい?」
遊「なんで?おれは寂しくないよ」
「遊真、言葉と表情に違いがあるよ」
私がそう言えば、遊真は黙ってしまった
「遊真の体はさ、トリオン体で見た目は11歳じゃん?」
遊「うん、そうだよ」
「でも精神年齢は15歳の男の子。15歳の男の子は大抵が思春期だから我慢するんだよねー」
遊「くりやま先輩?」
「遊真」
遊「なに?」
「先輩命令!私に甘えなさい」
私も子供で最善策なんてわからない
「私のことお姉ちゃんだと思っていいから。ね?たまには泣いちゃいなよ」
両手を広げて構える
遊「でも、くりやま先輩には迅さんがいるじゃん」
「?迅先輩は確かに恋人、なんだろうけど……遊真だって玉狛の家族だよ。家族を抱き締めちゃいけないってルールはないよ?」
玉狛支部にいるひとは全員家族だ
「それとも、遊真の母国では『恋人以外抱き締めるな』ってあったの?」
遊「ううん、なかったよ」
「じゃあ、おいで」
ほら、と言い再び両手を広げた
私の胸元に遠慮がちに抱き付く遊真
そんな遊真の頭を優しく撫でる
遊「おれ…こんなに優しく抱きしめてもらったのはじめてかもしれない」
「うん…」
遊「本当はずっと、甘えたかったのかな」
「きっとそうだよ」
遊「レプリカがいなくなって、さびしかったんだ…」
「うん。でも、レプリカ先生は生きてるよ。栞に調べてもらったんでしょ?」
遊「うん。その証拠にちびレプリカは消えてない」
「じゃあ大丈夫。A級になったら遠征に行こうね」
遊「ん…」
遊真の話を聞きながら優しく頭を撫で続けた
後日談なのだけど、リビングで眠った私と遊真の写真が玉狛支部のアルバムに収められたらしい
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絢瀬.@垢停止.(プロフ) - ももちゃんと言う名のアニメオタクさん» 此方こそご希望にお答え出来ず申し訳ありません。更新は気ままに頑張る予定です。応援の言葉もありがとうございます。 (2015年6月7日 18時) (レス) id: adf42dfd10 (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃんと言う名のアニメオタク(プロフ) - 絢瀬.@垢停止.さん» そうなんですか!無理言ってすいません…。更新頑張ってくださいね!!応援してます! (2015年6月7日 16時) (レス) id: aaa6f40516 (このIDを非表示/違反報告)
絢瀬.@垢停止.(プロフ) - ももちゃんと言う名のアニメオタクさん» 評価とコメントありがとうございますっ。名前変換についてですが、申し訳ございません。名前固定と決めておりまして…。もしかしたら、オリキャラで出すかも知れません。 (2015年6月6日 23時) (レス) id: adf42dfd10 (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃんと言う名のアニメオタク(プロフ) - 面白いです!一番右の星を押しちゃいました☆名前設定出来る様にしてもらってもいいですか??あ、無理だったら大丈夫ですので!!更新頑張ってください!! (2015年6月6日 21時) (レス) id: aaa6f40516 (このIDを非表示/違反報告)
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