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迅悠一 ⇔ 告白 ページ1

大規模戦争が始まる少しまえのこと

母方の従弟である緑川 駿に秘密を暴露され、私の気持ちが先輩にバレてしまった

返事なんていらなくて、ただ想ってるだけで良かった

今の関係がなくなってしまうのなら、黙っていようと思っていた


会議中も支部長(ボス)からもらった専用トリガーで顔を隠した

きっと支部長は気付いていたんだ

だから何も言わないでくれた


会議が終わって上層部の皆さんも栞や遊真、三雲も会議室を出る

会議室に残ったのは、私と迅先輩だけだった

何を話せばいいのかわからなくなる


「わ、たし…帰りますね」

ふよふよ、と専用トリガーに乗り会議室を出ようとする

が、そんなこと許されなくて

気付いたら私は、先輩に後ろから抱き締められていた


「離して下さいっ」

これ以上、近くにいたら心臓の音が聞こえちゃうから

迅「離さないよ」

さらに力を込める先輩


これ以上はダメなのに

私は抵抗するのを止めてしまう


「!…私のこと好きじゃないのに触らないで下さいっ」

迅「聖華?」

言葉が暴走を始める


「先輩はいつも私を後輩として見てる!でも私はそれが悲しくて…ーーー」

あ。しまった…と気付いたときには遅かった

迅「え?」

「なんでもないですっ!忘れて下さい」

迅「聖華、勘違いして…」

「やだ…聞きたくない!やめて言わないで下さい!しまっておくから…先輩への気持ちは‥‥っ!ずっとしまっておくから‥‥っ」

‥‥あれ?


私、なに言って‥‥

迅「聖華、それ誤解」

何が誤解なんですか

「嘘なんていらないで‥‥」

いらないです、と言うつもりだった

けれども言えない


ただわかるのは、目の前にある先輩の顔と唇に感じる感触だった

鵺→



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絢瀬.@垢停止.(プロフ) - ももちゃんと言う名のアニメオタクさん» 此方こそご希望にお答え出来ず申し訳ありません。更新は気ままに頑張る予定です。応援の言葉もありがとうございます。 (2015年6月7日 18時) (レス) id: adf42dfd10 (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃんと言う名のアニメオタク(プロフ) - 絢瀬.@垢停止.さん» そうなんですか!無理言ってすいません…。更新頑張ってくださいね!!応援してます! (2015年6月7日 16時) (レス) id: aaa6f40516 (このIDを非表示/違反報告)
絢瀬.@垢停止.(プロフ) - ももちゃんと言う名のアニメオタクさん» 評価とコメントありがとうございますっ。名前変換についてですが、申し訳ございません。名前固定と決めておりまして…。もしかしたら、オリキャラで出すかも知れません。 (2015年6月6日 23時) (レス) id: adf42dfd10 (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃんと言う名のアニメオタク(プロフ) - 面白いです!一番右の星を押しちゃいました☆名前設定出来る様にしてもらってもいいですか??あ、無理だったら大丈夫ですので!!更新頑張ってください!! (2015年6月6日 21時) (レス) id: aaa6f40516 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイシス. | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年6月5日 9時

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