清掃 ページ4
Aside
『中央制御塔ガ 午後17時30分ヲ オ知ラセシマス』
『全テノ人ガ平等ニ 全テノ人ガ幸セニ 良キ世界ノタメ』
あれから数日後、退院した私はそらるさんと一緒に街を歩いている
一定の高さで並ぶマンション、色まですべて同じとなるとなんだか味気ない感じがする
それでも統一感のある街並みは昔よりも綺麗に思えた
ごみ一つ落ちていない道、落書きの一つもない壁
本当にきれいだ
A「それにしても…人少ないですね…」
普段は人でにぎわっているであろう大通りだけど、今は数える程度の人しかいない
まだ夜というわけでもないと思うけど…
数少ない歩いている人を見ると、みんな一様に笑顔だ
そらる「…もう17時30分だからね。みんな家に帰ってるよ」
俺らも急がないと、そう言って少し歩く速度を速めたそらるさん
その姿は宛ら、夕べの鐘がなって家に帰る少年のように思えた
でも、彼はもう立派な大人だ
帰るのが遅くて怒る親とは一緒に暮らしてない
何を恐れて急いでいるのだろうか…
足早に進むそらるさんにおいてかれないように進んでいくと、
道路の中央に警備ロボットと清掃ロボットが集まっていた
なんだか物々しい雰囲気で思わず見ていると、
私が付いてきていないことに気づいたそらるさんが戻ってきた
そらる「…どうしたの？急がないと…」
A「そらるさん…あれは何をしているんですか…？」
指をさしてそう聞くと、彼は焦ったように私の手を下ろさせた
A「そらるさん？」
そらる「……掃除だよ……後始末をしてるんだ…いこう」
それだけ言うと、そらるさんは私の腕を取り、歩き始めた
清掃ロボットのいるあたりの道路に、赤黒いナニかが飛び散っていたのはきっと気のせいだ
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橘 緋奈 - サクシャサン、ガンバッテクダサイ、コウシンタノシミニシテマス。応援してます！！(*´ω｀*) (2020年2月25日 10時) (
レス) id: c7e8b0e732 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - サクシャー。ガンバッテー。コメ欄のノリに乗ってみました、更新頑張って下さい（ ＾ω＾）ノシ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - サクシャー、コウシンタノシミニシテルヨ。応援してます！！ (2020年2月24日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃー - ガンバッテクダサイ、サクシャー。応援してます！！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 37819c746e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年1月31日 14時
