記憶 ページ3
Aside
どこまで覚えてる？
いきなりそう問われ、私の思考は一瞬止まった
怪訝な顔を向けるもそらるさんの表情は変わらない
どういう意味か、聞こうと口を開きかけたとき、ちょうどそらるさんも口を開いた
そらる「…言ってみて？Aの記憶にあること。最後に覚えていること」
A「なんで…」
そらる「確認だよ。…倒れたときに頭を打ったかもしれないでしょ？」
心配なのだ、とそらるさんは言う
人のいいそらるさんのことだ、本当に心配をしてくれているのだろう
だから私は覚えている限りのことを話しだした
急速な技術進歩により、人とロボットの共存が実現し、
AI搭載型のロボットも増えたこと
それにより、人がしていた仕事もロボットが代理を務めるようになった
そして全員が平等に、幸せに暮らせるように法律が変わったこと
覚えてるこの世界のことを話した
私たちが子供の頃と比べると本当に急速な進歩だ
A「最後の記憶は…まふくんとお茶を飲んで話してた…」
そらる「…どこで？」
A「え？どこって……」
もう一度記憶を呼び戻す
差し込む夕日に顔を照らされながら、コップを口元へ運ぶまふくん
何かを話していたようだけど、話を内容は思い出せない
場所は…
A「どこだろう…私の家でもまふくんの家でもない…知らないところだ…」
そらる「そうか…」
A「……ねぇ…もしかして私…記憶が…」
そらる「……大丈夫。…倒れる前のことだから曖昧なんだよ」
A「そう…なのかな…」
そらる「そうだよ。退院したらみんなのところ行こうね。待ってるから」
A「う、うん…」
どこかもやもやとした感情も持ちつつも、
そらるさんの人間性を思うとこんな悪戯をするとは思えないという結論に至り、
私は大人しく彼に従うことにした
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橘 緋奈 - サクシャサン、ガンバッテクダサイ、コウシンタノシミニシテマス。応援してます！！(*´ω｀*) (2020年2月25日 10時) (
レス) id: c7e8b0e732 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - サクシャー。ガンバッテー。コメ欄のノリに乗ってみました、更新頑張って下さい（ ＾ω＾）ノシ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - サクシャー、コウシンタノシミニシテルヨ。応援してます！！ (2020年2月24日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃー - ガンバッテクダサイ、サクシャー。応援してます！！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 37819c746e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年1月31日 14時
