困惑 ページ13
Aside
自分が望んだ世界だと、彼は…まふくんは言った
本当だろうか…
誰よりも優しい彼が、思いやりのある彼がこんな…
平気で人が死んでしまうような世界を創ったなんて…
まふまふ「…嘘だって…思ってる？」
再び私の方へ視線を戻したまふくん
その瞳は見たことがないくらい冷たかった
びっくりして一歩引くと、彼は俯いてフッと笑った
まふまふ「ずっと…望んでいたんだ…朝起きたら世界が崩壊していて、幸福というものが消えた世界になっていて欲しいと…幸福がなくなれば、それと対になる不幸もなくなる。それこそが本当の平等になると…」
A「う、そ……でしょ」
まふまふ「まだ疑うの？まぁ、確かに今の世界は僕が望んだものとは少しだけ違う。でも、ほんの少しだけだ。幸福という感情で統制された世界になっただけ。法条すら守っていれば誰もかれも平等で幸せでいられる」
素敵でしょ？と笑うまふくん
いや…彼は本当にまふくんなのだろうか…
私の知ってる彼とは…ちがう
私の反応なんて気にすることもなく、まふくんは満面の笑みを見せてくる
A「本当に…これがまふくんの望んだ世界なの…？一人でここまで…」
まふまふ「一人じゃないよ。みんないた。みんなでここまできた」
A「でもッ」
まふまふ「もう無理だよ。元には戻れない。僕は世界の指導者として居続けなければいけない。どうしても終わらせたいというのなら…僕を殺しな」
そらる「まふまふ」
悲痛な顔で自分を殺せといったまふくん
そらるさんが彼の名前を呼ぶと、まふくんはそらるさんを見た
だけど二人の間にそれ以上の会話はなかった
まふまふ「……どうする？」
そう言ってまた私の方をみるまふくん
どうするって言われたって…
A「ほかに方法があるはずだよ。ロボットを止めるとか…」
まふまふ「そう…いい方法が見つかるといいね」
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橘 緋奈 - サクシャサン、ガンバッテクダサイ、コウシンタノシミニシテマス。応援してます！！(*´ω｀*) (2020年2月25日 10時) (
レス) id: c7e8b0e732 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - サクシャー。ガンバッテー。コメ欄のノリに乗ってみました、更新頑張って下さい（ ＾ω＾）ノシ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - サクシャー、コウシンタノシミニシテルヨ。応援してます！！ (2020年2月24日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃー - ガンバッテクダサイ、サクシャー。応援してます！！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 37819c746e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年1月31日 14時
