俺の嫁がトリップしてきた件について。【鬼灯の冷徹】

地獄日和１１：こんなお兄ちゃんが欲しいです。 ページ10

「・・・それにしてもよく掘りましたねこの落とし穴。どの位深いんですか？」

穴の中を覗き込みながら鬼灯様が聞く。何回でも言おう。超幸せ。

「うーんとですねぇ・・・夢ん中で掘ったんです」

「は？」

「幽体離脱ってやつかな？俺、結構なるんですよ」

「ほう・・・そんな事があるんですか」

「はい。んで、俺が夢ん中で穴掘ってて。朝起きてなんか来てみたらホントに穴があってですね。調子のって穴を隠したので、どの位深いかは俺にもわかりません」

正夢＋幽体離脱的な？

「・・・」

「・・・」

ｶﾞｯ←腕を組んだ音

「やはり貴女、ただものじゃありませんね。ぶっ飛んでいます、人間的な部分が」

「褒められてるのかけなされてるのか分かんないけど、とりあえずありがとうございます。鬼灯様も結構(かなり)ぶっ飛んでると思いますよ」

今鬼灯様と何かが共鳴した気がする((

閑話休題(それはさておき)。

二人して穴の中を覗き込む。

あの白い給食当番の姿は見えない。

「・・・鬼灯様」

「なんですか？」

「ちょっと心配ですね」

「そうですか？」

「ちょっと降りてみません？」

「ダメです」

「なんでですかー」

「子供は子供らしく、大人に頼ればいいのです」

「お、お母さん・・・というよりお兄ちゃん・・・！！」

なんだこのイケメンは。こんなお兄ちゃんが本当にいればいいのにな、クソ。

「ま、だからといって何もしませんが」

「ですよね」

絶対そうだと思った。

二人の関係、単純明快すぎていっそ清々しいな。




―一方その頃白澤は―

「あれ！？白澤様！？」

「どどどどうしたんですかこんなところまで！！」

「・・・Aちゃん・・・あの子結構S・・・？」

地獄まで急行してました笑。

主人公ちゃんどんだけ穴掘ったのｗ

地獄日和１２：神獣がこんなんで大丈夫でしょうか・・・？→←地獄日和１０：白澤様＝スケコマシですよね。

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白澤

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