俺の嫁がトリップしてきた件について。【鬼灯の冷徹】

地獄日和４８：全ての責任は俺にあります。 ページ47

「・・・」

鬼灯様にはあからさまに引かれた目で見られ、

「・・・」

白澤様には嬉しそうだけど複雑そうな目で見られ、

「「・・・・・・」」

結果、二人に凝視される俺。


それが俺の現状でございます。


しょうがないので言い訳をしたいと思います、はい。

「・・・だってしょうがないじゃないですか、俺は白澤様のことを愛して愛して愛して愛して愛して！！心の底から愛して、狂いそうなほど愛して、夢に見るほど愛して、周りから何を言われようがなじられようが可哀想な目で見られようが愛し続けて！！そんな俺が、俺がッッ！！白澤様の全てを知りたいと思うのなんて、当たり前じゃないですか！！」

※ちなみに俺は病んでません。

「もはやストーカーで起訴できるレヴェルですね」

「何故に巻き舌なんですか・・・あ、もちろん鬼灯様も心の底から愛してます！！どっちかっていうと丁君を心の底から、これまでも今もこれからもずっと愛しています！！」

我ながら発言が相当ヤヴァイ。自己嫌悪でのたうちまわりそうだ。

そして若干二人が嬉しそうなのは何故。

俺だったら気持ち悪いと思うけどね。もはや精神病棟行きレベルだもん。

「・・・面白いね、Aちゃん」

「えぇ、ドのつく変人です」

「いまスルーしかけたけど真面目にヒドイこと言ってないですか！？」

いや俺が悪いけど！！完璧に俺が悪いけど！！

「〜〜〜ッ、だーもうっ！！話元に戻しますよ！？」

「貴女が何気に愛の告白を始めるからじゃないですか」

「嫌ァァァアァァァァァアアアアアア！！！今さらながらすんげぇ恥ずかしいぃぃぃぃいいいい！！！！」

そして閣下は俺の心を容赦なく削るんだねぇぇぇぇえええええ！！

「では白豚さんに返答してもらいましょうか」

「・・・白澤様。今喋ったらマジ殺します」

「何も言いませんだからAちゃん殺気を抑えて！？」




――――――こんな感じにてんやわんやありましたが。

俺達は無事、夢の国へと白澤号で向かうのでした。


「え゛っそんな軽く流しちゃうのAちゃん！？」

「？ はい」

「やっぱり僕は交通手段としてしか見られてない・・・？」

「はい」

「あれぇぇぇぇええ！！？Aちゃん最後の告白ｈ「お黙りなさい」 ・・・はい」

地獄日和４９：おっしらせ〜♪→←地獄日和４７：せっかくですし、乗ってみたいんですよ。

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白澤

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