地獄日和４５：大丈夫です。＊カオス注意報発令中！！＊ ページ44
別に、人に話したってどうこうなる問題じゃない。そもそも問題にすらならない。相談された当人も困ることしか出来ないだろう。
だったら、言わなくていいじゃないか。
好きで好きで、心の底から憧れてる人に心配かけるくらいなら。言わなくてもいい。
「そう？僕には、思いつめてるって言うか・・・うーん、ちょっと上手く言えないな・・・えっと、元気が無い・・・みたいな？風に見えたけど」
「随分ふわっとした表現ですね」
薄く笑う。見れば、白澤様はわりと真面目な顔をしていた。
・・・どうしてだろ、なんか笑っちゃうな。
真面目な顔あんまり見たこと無いからかな。ふふ、どこぞの普憫みたいだ。
下を向いてクスクス笑ってたら、そっと何かが頭に触れる感覚があった。
「！？」
驚いて面を上げる。何時の間に移動したのか、目の前に白澤様が立っていた。
なんか頭なでられてばっかりだな、と他人事のように思う。別に嫌な訳じゃないから抵抗せずに、しばらく心地よい感覚に酔いしれる。
「・・・・・大丈夫？」
まるで幼子をあやすように、いつになく優しい声音で。
別に、それを望んでいた訳ではないけれども。
少しだけ素直な笑顔で、「はい」って。
幸せな思いを噛みしめながら、頷けたんだ。
―白澤side―
結局、Aちゃんが何を思って抜けだしたのかは分かんなかった。
ただ、鳥居の陰で寝そべっていた彼女の横顔はいやに寂しそうで。
それでいて、その�醉圓量椶篭�い光を宿していて。
そのちぐはぐな見た目が、そこはかとなく神秘的な印象を抱かせた。
・・・彼女の顔、そういやどっかで見たことある気が・・・？
気のせいかなと適当に考えながら、「戻ろうか」と声をかける。
素直にうなずいたAちゃんは、やっぱりまだ子供なんだなと奇妙な実感を覚える。
「―――――Aちゃん」
「はい？」
「なーんか縁側にアイツの姿が見える気がするんだけど・・・気のせい？」
「奇遇ですね、俺もです」
「怒ってるように見えるんだけど、気のせい？」
「・・・奇遇ですね、俺もです」
二人して足取りがずんずん重くなっていく。
今回くらいはアイツに大人しく怒られてやろうかと思いつつ、僕はなんて言い訳をしようか頭をフル回転させ始めた。
地獄日和４６：まだアデューしたくは・・・ないです。→←地獄日和４４：駄作者トーク＆本編っす。
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ラッキーキャラ
白澤
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桃 - ↓間違えた、住んでてだ (2017年3月29日 14時) (
レス) id: f1072da37a (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 白澤神社が岩手にあることを知って、初めて岩手に住んで良かったと思った今日この頃← (2017年3月29日 14時) (レス) id: f1072da37a (このIDを非表示/違反報告)
しょうしょうふう - ！？イ、イギr眉毛ェ… (2015年11月3日 21時) (レス) id: 9fbff6cdbd (このIDを非表示/違反報告)
らま - ハン×ハンも見てます！！ 大ファンです！ これからも書いてください (2014年9月16日 23時) (レス) id: 8f6b811f9a (このIDを非表示/違反報告)
藤花(プロフ) - 氷華さん» うるさいな、それとこれは別でしょｗ (2014年7月5日 21時) (レス) id: 08ede39e9a (このIDを非表示/違反報告)
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