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地獄日和12:神獣がこんなんで大丈夫でしょうか・・・? ページ11

さて、その五分後のこと。

穴の縁で待ってたら白い給食当番はのそのそ這い上がって来た。

「遅いですよ白澤様ー」

「さすがは白豚」

「え、僕が悪いの!?地獄まで落ちたんだよ!?」

あーあー聞こえない聞こえない。てか地獄まで掘ったんか俺。

「んじゃ、鍵開けるんで。上がってってください」

「お邪魔いたします」

「はい、お邪魔されます」

何事も無かったかのように挨拶を交わす鬼灯様と俺。

いまだに穴の中でプルプル震えてる白澤様なんて見えない見えない。




俺は家に二人を招き入れ、適当にお茶菓子と緑茶を出していた。

目の前にはぴしっと背筋を伸ばした鬼灯様、片腕をついてそこにおとがいをのせた白澤様。

なんだこの風景。天国じゃないか。

今すぐキャメラちゃんを出勤させたりしてみたいけど、さすがに自重。そんな俺は最早救えない?

なんちって。

「では、私達が現世に来た理由を述べますね」

「あ、はい」

すっごい真面目な雰囲気にのまれて俺も背すじを伸ばす。

「一言でいえばあれやこれやの思惑がかかった視察です」

「今説明すんのめんどくさくなりました?」

「・・・・・はい」

正直だなこの人。

しかし、賢明な俺はツッコミスキルを別のところへ発動させた・・・!!

「鬼灯様すみません、少しだけ言わせて下さいね。・・・コラ白澤様!!お神酒勝手に飲まないでください!!アンタ酒強くないでしょ!?」

そう、あの白澤様が。

神棚に供えてあったお神酒をとっくり片手にぐいっとやっているのだ。

「え、だって僕を祀ってるんでしょ?問題無いじゃん」

違うかたなき、正論。

でもなんか納得いかない。

「ったくもぅ・・・正論何だけど納得いかないとか神獣としてどうなんだ・・・?」

「心情お察しいたします」

嗚呼心優しき鬼灯様。・・・ん、優しいっけ?

鬼灯様って優しいのか厳しいのか甘いのか単にサディストなのかよく分かんないよな。

「今何か失礼な事考えました?」

「あ、はい。白澤様にとって」

鬼灯様は満足そうに頷いた。それで満足するのってどうなの。

地獄日和13:金棒ッパシッパシしてるぅ!?→←地獄日和11:こんなお兄ちゃんが欲しいです。


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白澤


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作品ジャンル:アニメ
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- ↓間違えた、住んでてだ (2017年3月29日 14時) (レス) id: f1072da37a (このIDを非表示/違反報告)
- 白澤神社が岩手にあることを知って、初めて岩手に住んで良かったと思った今日この頃← (2017年3月29日 14時) (レス) id: f1072da37a (このIDを非表示/違反報告)
しょうしょうふう - !?イ、イギr眉毛ェ… (2015年11月3日 21時) (レス) id: 9fbff6cdbd (このIDを非表示/違反報告)
らま - ハン×ハンも見てます!! 大ファンです! これからも書いてください (2014年9月16日 23時) (レス) id: 8f6b811f9a (このIDを非表示/違反報告)
藤花(プロフ) - 氷華さん» うるさいな、それとこれは別でしょw (2014年7月5日 21時) (レス) id: 08ede39e9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藤花 | 作者ホームページ:ありません☆((  
作成日時:2014年3月16日 8時

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