【影山飛雄】双子の妹は色を知りません

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｢ここが学食の場所ね、成績優秀な人はここの胸ポケットの所に青いピンバッジがつくの。その人達は学食とか購買、文具とかも割引で購入出来るんだよ｣



｢へぇー！そうなんだ！すごい賑わってますね！｣



｢Aはお弁当にする？｣




｢うーん………多分基本はお弁当かなぁ、前がそうだったので｣





｢ま、割引とか受けられるようになったら学食生活もいいと思うよ。今日はどうする？｣




｢むーん…………C定食がいいです！けーじにぃは？｣




｢俺はA定食の大盛りで。あそこ空いてるしそこで食べようか｣





あのねけーじにぃ




ずっと言いたいことがあるの




けーじにぃといるとね





｢視線が痛い……………｣





学食は初めてだったけど




すっごい美味しくて



たまには食べに来ようと誓った





｢部活とかどうするか決めたの？｣



｢1年生は部活強制なんですね………｣



悩みどころだなぁ




｢バレー部には……来ないんだね｣




｢………はい、お誘いは嬉しいんですけど……やっぱり私、バスケがしたいんです｣




｢そっか、怪我はあんましないでね｣



くしゃくしゃっと頭を撫でられて



少し安心する



ここの人達はとっても優しくて



時折罪悪感を感じる




それでも



その度にこれが普通だよ！



もっと楽しんで！そう言ってくれる友に




感謝ばかりだった

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