転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

32話 ページ34

『グゥ〜〜ぅぅぅうう…寒っ！』


『うわぁ〜…最悪の目覚めだ』


おはようございます。寒さのせいで朝早く起きてしまい少し機嫌が悪い星野Aです


実は私、凄く寝相が悪い事にいつも悩まされております
友達と一緒に隣で寝た時も全力で蹴飛ばしてしまい、翌朝クレームが来るほど悪いです


その寝相のせいで布団は敷布団より遠くにふっ飛ばされ
私の寝巻きは乱れに乱れまくっています
敷布団のシーツもぐしゃぐしゃで見るも無惨な状態です





『はぁ〜〜〜、片付けるかぁ…』


朝から掃除など面倒くさくてしたくありませんが、今日は仙ちゃんとお洗濯をする予定なので枕と布団のシーツと枕、パジャマを綺麗に洗ってしまいます！！！




『よし！今日も一日頑張って行こ〜！！おー！！』


まずは気合いを入れ、自分の身なりを整えるところから私は始めた




最初に昨日色々と手を加えた真新しい忍服を着ていく

新しい服を着る時はいつも少しドキドキしてしまう
今回は初めて着る服だから余計にだ
着替え終わり自分の姿を確認しようとしたところで私はあることに気がついた




『あっ、この部屋姿見ないじゃん』



ほんとにこの部屋は色々と足りないものだらけだ
しっかりと着こなせているか確認をしたかったが、部屋に姿見がなかったので仕方なくそのまま支度を続けた


(後で姿見も買わないとな〜)

頭の中で買うものリストに新たに姿見を追加しながら私は髪を縛った



『いつもは上げるのが面倒くさくて絶対やらないけど、今日はたくさん動くから気合いを入れないとね！！』



普段しないポニーテールにして気合いを入れた
久しぶりに髪を上まであげたせいか腕が少し疲れた



髪を縛り終わり顔を洗いに行こうとした時に仙ちゃんが部屋へやってきた


立花「Aおはよう。洗って欲しいものを井戸の近くにもう置いといたぞ」

『おぉ！仙ちゃんおはよう！！！色々と朝からありがとね〜』

立花「気にするな、では行こうか」

『うん！！でもその前に、これ持って』



私は仙ちゃんに昨日おばちゃんから貰っておいた灰汁とお酢が入った入れ物を渡した


実はもうひとつ必要なものを忘れていたのでこの後食堂に取りに行くため、先に仙ちゃんに井戸へ持って行ってもらう



『私あと一つ必要なもの忘れてたから食堂に取りに行ってくるね！だから、申し訳ないけどソレ井戸の近くに持って行ってくれない？』

立花「わかった、先に行って待ってる。早く来いよ」

『リョーかいっ！』

33話→←31話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す