転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

27話 ページ29

？「う〜ん、、、、ん？あれ？」

『あっ、やっと起きた』

美少年はあれから約30分ぐらい経ってから目を覚ました
まだ状況を理解していないようで目をキョロキョロさせている



『とりあえず脱水症状になると危ないから、水飲んで』


そう言って私は相手の口元に水の入った竹の水筒らしきものを近ずけた

？「？ありがとう」


(ゆっくりだがちゃんと飲めて良かった…)




飲み終わってから男性はいきなり体を起こそうとしたので私はつい抑えつけてしまった


『お前馬鹿か？そんなに勢いよく起き上がろうとしたら立ちくらみが起こるぞ？まだ、大人しく横になってて』

怒鳴りたかったが、相手はまだ元気がないため優しく語りかけるように言った
そして相手の目に手を当てて、目に明かりを直接当てないようにした

ずっと明かりを見続けたら目がおかしくなるもんな〜





するといきなり美少年が言葉を呟いた

？「すまない。体を見てしまっただけでなく、看病までさせてしまうとは」

？「5年生にもなって情けない…」



(何を言い出すかと思いきや謝罪かよ、あと何年生かは関係ないっつーの)

『別に体見たって言ったってタオル巻いてたからそこまで気にしなくて良いよ〜それより、体調は平気か？』


？「あぁ、さっきよりは幾らかましになった」

『じゃあ、ゆっくりなら起き上がって良いよ』



美少年はゆっくりと起き上がり私の方へ正座した
そして頭を下げた



？「色々と迷惑をかけてすまなかった。」

『うん！めっちゃ迷惑だった！！！』

？「そんなハッキリ言わなくても……」


『だけど、元気になって良かったよ〜！！！！』

？「あぁ、ほんとに色々とありがとう。なにかお礼をさせてくれないか？」

『いいけどその前に服着なよ、風邪ひくぞ？』




そういうと美少年は顔を真っ赤にさせて私がかけたタオルで身を隠すようにくるまった

『ww今更照れるのかよ！じゃ、服着たら外出てきなよ待ってるからさ』

？「///すまなぃ」



一旦ここで私は自分の荷物を持って外へ出た
思ったよりは寒くはないがまだ風が冷たかったので、相手が着替え終わる前に一回部屋へ戻って荷物を置こうか悩んだが
絶対美少年は待たせてはいけないと思い早く着替えるので、そのまま待つことにした

私の推理通り美少年は私が出てからすぐに寝巻きの格好で出てきた


？「すいません、待ちましたか？」

『いんや全然！！』




『とりあえず冷えるから話しは私の部屋でしよ〜？ついておいで〜！！』

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