転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

プロローグ ページ1

ほんとに何一つ変わりのない日常だった。

いつも通りに、朝起きて学校へ向かう予定だったのだ。

一つだけいつもと違うことは、いつもより早く起きすぎてしまって友達が言っていた事を何気なくしただけなのだ。

何も起きるわけないと思いながらも、4時44分4秒に鏡を見てしまったのだ。

あの時の私にほんとに言ってやりたい、







『軽い気持ちでいつもと違う行動なんて起こすんじゃねぇぇぇぇぇ！！！！』
現在高速落下中




『あぁぁぁぁぁ！！なんで私空から落ちてんの？！！！さっきまで家だったじゃん！！！！もう無理じゃん！！！この高さから落ちたら死ぬて！！父さん今まで育ててくれてありがとう！！！冷蔵庫に入ってた父さんのプリン勝手に食べてごめん！！！』


恐怖のあまり私の情緒は壊れまくった、まるで高速で動くジェットコースターのように

疑問から始まり、死への覚悟、最後には意味わからん父さんのプリンを食べた事への謝罪

口から思った事がそのまま出てくる




まだ、お気に入りの漫画の終わりも見れてない
まだ、やっているゲームのイベントも終わってない
まだ、高校生活も楽しめてない
まだ、
まだ、



やりたいことが全部できてない！！！！




そんな後悔を思いながらも、私の体は重力に従うように落ちていく

(高いところから落ちると、ほんとに体って痛いんだな…)

なんて呑気な考えをしてしまう、ほんとに情緒がジェットコースターじみている

死にたくないと思いながらも、もうすぐ地面にぶつかるだろう


『まだ、死にたくないよぉぉぉぉぉぉ！！！！！』









ドサッ

『お？？？？』

『なんで私生きてんの？！！！』


不思議なことに私が地面に近づくにつれて、なぜか落下速度は落ちていって、とうとう軽く尻をぶつけるぐらいのスピードになっていた



『私生きてるー！！！！絶対普通に考えたら死んでるけど、なんか生きてるーー！！！！』

とりあえず私は生きてることに喜んだ、そりゃあ死ぬと思ってたから生きていて嬉しくないわけなんて無いからな！！！

とりあえず一旦落ち着いて、自分がどこに落ちたのか確認するために周りを見回すと





『めっっっっちゃ森！！！！！！！』

木々がたくさん生い茂ってる森！！びっくりするぐらい人工物の気配がない！！

『あれ？私、これ詰んだ？』

『まだ生きられると思ったけど、私何も持ってないんですけどーー！！！！！』

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