転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

34話 ページ36

洗濯が終わり洗濯物が乾くまで私達は暇になったので、木陰でこの後のことについて話すことにした


私達が座った木陰から洗って綺麗になったばかりの洗濯物が風に吹かれてゆれているのが見える

空は雲ひとつない快晴で風も穏やかに吹いていてとても心地がいい





『やばい寝そう』


立花「寝るな、この後の事について話すのだろう？」

『話したいけど、朝早くからたくさん動いたから眠くてさ〜』



久しぶりに朝早くからひと仕事したため強い眠気が私を襲う
全校集会の事について話さないといけないのは分かっているけど瞼はどんどん落ちてきて、瞬きが遅くなっていく



立花「はぁ〜、、、少しだけだぞ」


『ありがとう…少ししたら起こして』


眠くて正常に動かない脳を使い、仙ちゃんに少ししたら起こすようお願いした
それからすぐに私は深い眠りへと落ちていった








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立花said



「お前はほんとに警戒心がないな」


Aは私に少ししたら起こすよう言い隣ですぐに寝息をたて始めた

相変わらず警戒心のなく呑気なやつだと思い呆れるが、Aは私の事を信頼してくれているから呑気に寝ていられると考えると悪い気はしない






ふと私は星野Aについて考えた




誰に対しても裏表なく接し、自分の心情にとても素直で一見アホそうに見えるが案外賢く、なのに呑気で好奇心で行動する命知らずなやつ

そして、接していると何故か自分の知らないうちに心を開いてしまう不思議なやつ
それが星野Aだ





思えばAと初めて会った時から私は少なからず興味を持ち、いつの間にか警戒心が無くなりAに対して心を開いていた

きっと誰でもAと接すれば心を開いてしまうだろう




だから、少なからず私はAなら前の忍術学園を取り戻してくれそうな気がした


誰に対しても自分を偽ることなく、ありのままの自分で接してくれるAなら…











「A、これからお前はたくさん苦労するだろう…だが、一人の友人として私はお前の事を応援しているぞ」


「お前の目標でもある"平和な忍術学園"を取り戻すことを私はお前なら出来ると信じているからな」




聞こえていないことを承知で私はAに伝えた
普段はあまり呼べないAという名も今だけは言える








(お前の前だとつい厳しくしてしまうからな、今だけは甘やかしてやるよ)


そう思い私も目を閉じて少し仮眠をとることにした

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