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轟
「な、何…？」
なんとなく張り詰めた雰囲気の2人だけのこの教室に
香織の戸惑ったような声だけが木霊する。
香織は俺と話す時によく噛む。
あとどことなく目線が下に行っていて合わせようとしない。
嫌われてるのか、と思って今まであまりしつこく話しかけてこなかった。
が、いざこうやって究極の状況を作って話してみてやっと分かった。
香織は俺に対して嫌悪を抱いているのではなく、
自分を卑下しすぎてるんだ。
「香織、もうすぐで陽菜の誕生日なんだ」
「うん」
そしてコイツは陽菜の話をすると安心したような顔になる。
だから話す時は大体陽菜の話題にしていた。
「それでそのプレゼントのことなんだがアイツが喜ぶ物って何だと思う？」
「陽菜ちゃんか…」
私は毎年陽菜ちゃんが欲しいって言ってたもの必死に思い出して買ってるよ、と心無しかちょっと嬉しそうに話す。
「でも轟くんからのならなんだっていいと思う」
あ、でも一つ言うならピンク系が良いかも。
陽菜ちゃんああ見えて可愛くてフワフワしたもの好きだから。
「……ピンクか…」
「うん！」
あ！髪飾りとかちょっと女心わかる感じでいいんじゃない？
「かんざしとかか？」
大真面目にそう聞くと「かんざしはフワフワしてない…！！」と吹き出して
俺の前で初めて本当に楽しそうに笑った。
「シュシュとかだよ！」
「何のことだ？」
こーゆーのだよ！と言って自分の髪を解いて渡される。
渡されたかんざし(ゴムです)はほんのりいい香りがした。
「わかんねぇ」
「んー…！！」
これじゃあ他にあげても分かんないよね…どうしよう、と本気で考えている香織の目をもう一度しっかり見てから口を開いた。
「一緒に選んでくれ」
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - キルアさん» コメントありがとうございます(*^^*)かっちゃん次か次の次あたりに出します！！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年1月3日 21時) (レス) id: b5b5133db5 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - マカロンさん» 返信遅れてすみませんm(_ _)m陽菜を最初はクズ設定にしようとしたのですがなんかやっぱ止めようってなって…これからもよろしくお願いします(*´∀｀*) (2018年1月3日 21時) (レス) id: b5b5133db5 (このIDを非表示/違反報告)
キルア - かっちゃん大好きなので早く愛の逃避行(←)して欲しいですね。甘酸っぱくて良いです！！！ (2017年11月26日 0時) (レス) id: e4b26041ab (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 凄いもどかしい…かっちゃんが優しいし轟も陽菜ちゃんも香織ちゃんも良い子だしみんな幸せになって欲しい（切実） (2017年11月6日 18時) (レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akuablue08&scr=novel/akuablue0810&...
作成日時：2017年10月11日 8時
