性格ブス系女子に、イケメン男子になって言い返そう！！

エセ天使系女子：その１【文字数関係で中途半端！】 ページ3

今日は流行中のBBQを川でやってんぞオラァ！←

いやー、起こし方は分かってたけど、実際火を起こすとなると大変だねー！！

ま、火はついたから結果オーライかな？

後は肉とか野菜とか･･･。ダチが釣った魚を焼くだけだ！！

やべ、お腹すいてきた･･･。





さてさて、魚がいい具合に焼けてきた。

うし、美味そうだな、食うか！！

すると･･･。


「えーん、お魚さん食べるなんてかわいそうですう！！」


という声が聞こえてきた。

周りの男子からひそひそと「かわいい！」という声。

いや、明らかにキャラ作ってんだろ。


「お野菜さんもかわいそうですけど、お魚さん達はもっとかわいそう！！」


と、言いつつ、お前が俺の様子を横目で伺ってんの知ってるから。

ちらっちらっとこっちを見てくる。･･･肉が不味くなる。

仕方がないので話しかける。


「魚がかわいそうなの？」


すると、彼女の目がぎらりと光った。一瞬だったが俺には分かる。うん、分かる(大切な事なので２回言いました)。


「そうなんですぅ･･･。だってぇ、今まで生きてたじゃないですかぁ！」


えーん、と少し泣くフリをする彼女。かわいい･･･とデレデレする野郎共。お前ら、マジで見る目ないな。


「そう･･･ならさ、一つ質問していい？」

「はいぃ･･･。何ですかぁ？」


上目使いでこちらを見上げる彼女。残念ながら、その効果は俺には無効だ。なぜなら･･･。


「俺さ、お前の席の後ろじゃん？」


教室の机の位置の話である。


「？それが･･･どうしたの？Aクン」

「いつも席から見えるんだよね、君の弁当箱の中身」

「！」

お、ちょっと構えた。

「魚とか、普通に入ってるよね？」

「それは･･･毎回、食べる前にいただきます言ってるしぃ、せめて綺麗に食べようと思って気を配ってるよぉ？」


お、粘るな･･･。だけど、今回は自分で墓穴を掘ったな。


「そうだね、食事の前の挨拶は必要だね。にしては･･･」


俺の記憶力、舐めんなよ！

お前は前から俺にちょっかい出してたから、言い負かすネタはリサーチ済みだ！！


「魚、床に落としてたね」

「！！」

「そして、触るのが気持ち悪いからといって放置してたね？」

「え、その、それは･･･！！」

「結局その日の教室担当の人に処理押し付けてたじゃん」

「あううう･･･。」

「本当にそれが、可哀想だと思っている人？」

「･･･ご、ごめんなさいいいい！！」


･･･勝った！うっし！！

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