27話 ページ29
次の日、私の部屋に
集まった硝子と…
あと何故か悟。
クローゼットから引きずり出してきた
洋服達を部屋のそこかしこに並べて
どれを着ていこうか議論している。
『夏油は清楚系好きそう…偏見だけど』
夏油自体が優等生(の皮を被った高専生と言う名の不良)なので、
隣に並べるとしたら
やっぱり清楚系が似合うんじゃないかな。
ゲームで言うなら
天使とか聖女とか白魔法使いとか。
私?私はがっつり
かけ離れても居ないけど
惜しくもないんだよな、これが。
「傑は白ワンピとか好きそうじゃね?…偏見だけど」
そう言って悟は一着のワンピースを指差す。
レース地のふんわりとした、
それでいて子ども過ぎないデザイン。
意外と私も気に入ってるやつ。
「なーんにも深く考えることはないでしょ」
やれやれ感出してるけど、
なんにも納得できないからね、それ。
『じゃあこのワンピースにするか』
清楚系という私の要望に叶うし、
あの悟の推薦だし。
間違いはないだろうな。
そこで硝子が待ったをかける。
「A、他の男に選んで貰った服で別の男とデートに行くの?」
『悟、出てって。今すぐに。私の視界から消えて。』
「辛辣。手のひら返しが過ぎるだろ。くるっくるじゃん。」
これは死活問題だ。
第一悟、お前、呼んでないくせに
私の部屋に何上がり込んでんだよ。
え?常識とは言わないよ。
高専生に常識を疑うとか…逆に常識を疑う。
私はベッド上に置いていた
黒の膝丈ワンピースを手に取る。
『じゃあ、こっちの黒のワンピースとかどうよ。硝子は、はいかA様の仰せのままにかイエスかウィで答えて』
「地味にフランス語出てくるじゃん」
『悟はNOって答えて』
「選択肢が1つって楽だわー」
悟が遠い目をしてそう答える。
そんな感じで洋服は決まった。
271人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chiaki0708(プロフ) - わぁーーーーぁーーーすっっっっごく良きな作品でした!!!夏油さん推しの方是非!!読んで欲しい!!!! (2022年1月17日 8時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 古高 カスイさん» コメントありがとうございます!完走までお付き合いいただき、本当にありがとうございました…!すみません、気がつきませんでした。急遽修正いたします。ご報告ありがとうございました…!! (2021年3月10日 20時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
古高 カスイ - 完結おめでとうございます!!お疲れ様です。あとがきの1行目が、めまして、になってます。新作も読ませていただきます。 (2021年3月10日 20時) (レス) id: 4f2d26b0e9 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 古高 カスイさん» コメントありがとうございます!コメントをいただけると執筆が捗ります☆そうですね、神様は優しくて優しくないって誰かが言ってたような…。展開は遅めですが、これからも更新頑張ります! (2021年3月6日 7時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
古高 カスイ - バレンタインの神様って、優しいのか、意地悪なのか、わからないですね(笑) わーい!!やっと二人がキスした!!嬉しい!読んでて楽しいです!更新頑張ってください。 (2021年3月5日 23時) (レス) id: 4f2d26b0e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白揚羽 | 作成日時:2021年2月25日 15時