【呪術廻戦】ねこ五条先生といっしょ！２【五条悟】

seventh　７ ページ31

私は特に躊躇うこともなく
彼のー、いや、それの
顔面を蹴り上げた。



『三文芝居に付き合うのも疲れますね。まあ大したことはしてないんですけど。呪術師を騙すなら、もう少し上手に化けられるようになってからにして下さい。これじゃあ、ただただ胸糞が悪いだけ。狩る気にもなれない。』


立ち上がって、呆然と
こちらを見上げるそれを見下ろした。




『わざわざ教えてやる義理もねぇ…ないんですけど、仕方がないから教えてあげます。…１つ目、最近悟さんの一人称は“僕”から“俺”になりました。』




『２つ目、悟さんは私のことを基本的にAと呼びます。君、という人称はあまり乱用しないですね。』




『そして、３つ目。悟さんはもっと馴れ馴れし……ちがう、距離が近いです。』





『普通に接していても、たった数日でもこれだけ分かります。もう少し、マシになってから騙しに来てください…ね？呪霊さん？』




髪の毛を１本引き抜きそれを武器へと変える。

ー、縛(・)り(・)は解除されている。
今なら問題なく使える。

この洋館全体に
呪力を半減させる術式が使われている。

恐らく目の前に座り込んでいる
このニセ五条さんの術式だろう。
１発で仕留めなくては命取りだ。


私は変えた小(・)型(・)銃(・)を握りしめた。


『久(・)々(・)なんですよ、この銃を使うのは。』


苦しくないよう、
見苦しくないよう、
一撃で仕留めてあげる。

seventh　side悟→←seventh　６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す