【呪術廻戦】ねこ五条先生といっしょ！２【五条悟】

fourth　side硝子 ページ5

別にAに恋人がいても
おかしくは無い。


そこに至るまでの確信はない。


恐らく加茂家はあらかた
Aの身辺調査をしてー、
お見合い話を持ち込む決断をしたのだろう。

…けれど、それは本人に
聞いたわけでもない不確実なもの。
見落としが会っても仕方がない。
人間なのだから。



偽造恋人役は一般人では駄目だ。
そこら辺の呪術師でも駄目。
加茂家に蹴落とされる可能性がある。

…でも、五条悟なら？
五条悟は御三家出身の権力者。
五条悟を蹴落とすことなど
きっと加茂家にはできない。



お見合いにはあくまで
付添人として行って貰う。
ただし、お見合いまで
まだしばらく時間がある。

その間、２回〜３回
偽造デートなどをしておけば、
加茂家も五条悟とAとの
繋がりを危惧するだろう。

お見合いの場でちょっと
イチャイチャしておけば、
その危惧は確信へと変化する。


五条悟の庇護下にある人物に…
ましてや恋人の可能性のある人物に
手を出すほど加茂家も馬鹿じゃない。



そこまでの考えを悟に伝えてみる。
悟はしばらく考え込んだ後、ぼそっと呟いた。


｢…いいな、それ｣


｢じゃあ手を回しておくから｣



ー、こんなやり取りや思惑があったことなど、
Aは知るよしもない。

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