【呪術廻戦】家入ちゃんの怠惰な日常【乙骨憂太】

５話 ページ6

｢ほら、サッカーやるぞ、サッカー｣


『ボールがないよ？』



ついでにうちの庭にそんな面積もないよ？？



｢ボールは…そこら辺の呪霊とかで良いんじゃないか？｣


『ふびんー』



呪霊可哀想だな、それ。

私だってそんなサッカーしたくないよ。



『私スポーツ苦手だからやだー』


｢なんで苦手なんだ？｣


『ルールがあるから』


｢とんでもねぇやつだな｣



みんなには言われたくないかな。

お姉ちゃんも悟くんもだけど、
みんな考え方が人並み外れてるよね。


憂太くんが足りない…
憂太くん(呪術師の善意)が足りない…あ。



『ねぇ、憂太くんはー？』


｢憂太？今任務で歌舞伎町｣



真希ちゃんが手で器用にミカンの皮をむく。

季節外れのミカンだから
ちょっと酸っぱいんだよね、それ。



『私のこと放っておいて、若いお姉ちゃん達とイチャイチャしてるの？？』


｢誰だよその情報教え込んだやつ。悟か？…任務だよ、任務。呪霊退治だよ。ほら、ミカンあーん｣


『あーん』



なんだ、任務か。

若いお姉ちゃん達と
イチャイチャしてるならそこに直行して
『ぱぱー』って叫んでやろうかと思ったのに。
残念残念。



｢えっと…おじゃましまーす…｣


｢噂をすれば、だな｣


｢ほら、憂太がきたぞー｣


｢しゃけしゃけ｣



『わー！憂太くん、歌舞伎町楽しかった！？女の子とあんなことやこんなこと楽しかった！？』



｢えっ！？えっ！？どういうこと、ねえ！？｣



憂太くん、反応が面白いから結構好き。

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