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136話 ページ49

貴「あまねくんをこっ殺すなんて絶対イヤ!!」


メ「⋯そうですかぁ。でも帰りたいんでしょう?現実に」


貴「⋯っ!」


メ「柚木普も三葉惣助も本当は死んでいる。一緒に学生生活を送ることなんてできない。それがあなた達の現実です。それでも帰りたいんでしょ?」


光「こ、このやろ!⋯むぐっ!」


貴「光くん!」


光くんがメイちゃん絵の具で動けなくなった


やっぱりこの子は七不思議なんだ


メ「あなた達はそんな現実の方に価値があると思っている。だから帰りたいと思っている。そうなんですよね?なら⋯」


貴「!」


ギュッと手を握られる


メ「こんなニセモノの世界は無価値だと否定してみせてください。できないなら⋯この絵空事の世界で生きることになっちゃいます。永遠に⋯⋯いいんですか?」


貴「⋯っ!」


光「先輩から離れやがれ!」


メ「あら⋯」


光くんの攻撃で四番の持っていた武器が空を飛ぶ


メ「乱暴な人ですねぇ⋯あっ!もう行かれるんですかぁ?そんなに慌てなくてもいいのに〜」


光「開かねぇ!」


貴「開いて〜」


メ「扉でしたら今開けますよぉ〜」


パチンっ


ガチャッ


光「!」


貴「開いた!」


メ「現実に戻るつもりがあるなら早く済ませた方がいいですよ。この世界に長居し過ぎると本当の記憶を無くしちゃいますから⋯」


貴「⋯?」


メ「それではまたのご来館をお待ちしております」









貴「はぁはぁ!」


つ、つかれたぁ!久しぶりに走った⋯


それにしても


二人殺せって本当なの?


貴「⋯だよね」


光「?」


貴「嘘だよね⋯ふ、二人を殺さないと元の世界に戻れないって⋯そんなのイヤ」


光「先輩⋯大丈夫っす!」


貴「光くん」


光「アイツの言ってたことが本当かどうかもわかんねぇし⋯そうだとしてもきっと他に方法がある⋯見つけます!俺が!」


貴「⋯私も」


普「なんの話してんの?」


光「どわぁ!」


貴「きゃー!」


普「うわっ!なになに?幽霊でも見たような顔しちゃって」


貴「あまねくん⋯」(じーっ


普「ん?」


やっぱり出来るわけない


あまねくんのことを殺すなんて


絶対に他の方法を探さなきゃ⋯!

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らい(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています。更新は大変だと思いますが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています。 (2020年1月31日 3時) (レス) id: 19cc590829 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - めちゃくちゃ面白いです!!!更新頑張ってください! (2020年1月24日 15時) (レス) id: b9e11986f5 (このIDを非表示/違反報告)
珠菜(プロフ) - とても面白かったです!普くん大好きな夢女なので私にはピッタリな小説でした(´∀`)なんでこんなに評価されてないんだろう?と不思議に思うくらいです。体調にはお気をつけて、これからも頑張って下さい!更新楽しみに待ってます!! (2020年1月14日 17時) (レス) id: 93515d92f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年1月14日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月7日 22時

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