30話 ページ34
花「めずらすくAから来たと思ったら俺の個人情報聞き出して何に使うのさ〜やらしぃー」
貴「やや、やらしくないもん！相性占いだもん！」
光「あのーなんで俺を挟むんすか」
花「Aがひつこいから」
貴「だって花子くんが教えてくれないから」
ちょっと聞いただけなのに！
貴「本名と血液型と家族構成と死亡日を教えてってゆってるだけなのに！けち！」
花「なんで相性占いに死亡日が必要なの？」
光「まぁまぁ」
花「てゆーか相性占いならもっと人気ある人にしなよ。源先輩とか」
光「源先輩？」
貴「源先輩は憧れかなー生徒会長だし、優しいしすごい素敵な人だよ」
？「それはどうも」
貴「え？」
？「驚かせちゃったかな？」(ニコニコっ
貴「みみみ、源先輩！？」
光「にーちゃん！」
貴「にーちゃん！？」
輝「探したよ。光」
貴「ど、どうゆうこと！？」
輝「やぁ、君が藤崎さん？はじめましてかな…僕は源 輝 いつも弟がお世話になってます」
貴「は、はい！」
輝「それで、君が……」
花「…」(ピクっ
光「…」
輝「光。おいで、話がある」
光「あ、うん」
貴「……」(ぽわーんっ
花「……？」
貴「はっ！」
花「！！」
貴「そういえば同じ名字！」
花「遅いよ」
輝「言ったはずだよね。光 七不思議は遭遇次第すぐに祓うようにって」
光「うっ…」
輝「最近、学内の怪異達に異常が生じているのは話したね。これまでは生徒に致命的な害を与えてきなかったから黙認してきたけど」
光「うん…」
輝「もうそう言ってられる状態じゃない。特に七不思議は学内で最も強い怪異達だ。危険な芽は摘んでおかないとね」
光「で、でもさ…俺、最近あいつが悪い怪異だなんて思えなくてさ。確かにムカつくし女子トイレにいるのも許せねーけど、俺のこともみんなのことも助けてくれたのもりさ」
輝「光 怪異は生者にとって常に危険なもの。いい怪異なんて居ないんだよ」
光「で、でも」
輝「お前が祓い手として少しでも成長すればと任せていたけど、逆効果だったみたいだね」
光「え！？」
輝「お前はもう七不思議から手を引きなさい後は僕が片付けておく」
光「ま、待ってくれよ輝兄！」
輝「…わかったよ。もう少しだけ待っていてあげるお前のするべきことをしなさい」
光「はい」
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作者名：きなこもち | 作成日時：2019年11月5日 0時
