５１話 ページ2
〜モツside〜
感「……ふふ、あはっ！あははははははははははははははははは！！」
感情は僕の言葉を聞くと、突然笑い出した。
感「僕が？皆を、守る…だって？あははははは！！何も出来ない神童の癖に語っちゃってんじゃねぇよ！！」
感情は僕の顔目掛けて拳を振るおうとする。
ナ「ヴォル！！」
それに気付いたナハト達が僕の前に立って庇おうとする。
けど僕はそれを阻止した。
別に殴られたって構わない。気が済むまで僕を殴ればいい。
だけど、僕の大切な友達を傷付ける事だけは、もう…嫌だから。やらせたくないから。
僕は殴られる覚悟をして、両目をグッと強く瞑った。
モ「(……あれ？)」
いつまで経っても痛みを感じなかったから、僕はゆっくりと目を開いた。
感「く、そ…！何で、体が、、動かな、い？」
感情は、僕の頬ギリギリのところで固まっていた。
動きたくても動けない様子だった。
ナ「ヴォル！大丈夫？」
後ろにいたナハト達が駆け寄ってくる。
モ「僕は大丈夫。でも……」
そう言って、僕は感情の方を見る。
モ「どうしたんだろ…？」
エ「体が動かない、と言ってましたね。」
戦いすぎて体が痺れたのかな？
そんな訳ないか。
ト「もしかして、シュトルが止めてくれてるのかな？」
ナ「シュトルが…？」
感「くっ、、邪魔、する…な！」
感情自身も何かと戦っている様にも見えた。
とても辛そうな表情をしている。
感？「はぁ…はぁ…やっと出れた。」
落ち着いた感情は、多分感情じゃない。
口調も声のトーンも顔色も、ぜんぜん違う人の物。
モ「…シュトル、なの？」
僕は問いかける。
相手はゆっくりと顔をこっちに向けて、悲しそうな顔をした。
シ「ヴォル…？」
明らかにシュトルだと分かった僕は近付こうとする。
けど
シ「ダメ…来ちゃダメだよ！！」
近付く事を断られた。
ナハト達は今すぐ抱きつきたいって感じなのに。やっぱり、まだ感情が中にいて危険だから…？
モ「シュトル、なんだよね？」
シュトルは黙ったまま下を向くと、僕達に謝った。
シ「ごめん…僕が、彼奴に願いを言ったから、こんな事に…」
やっぱりシュトルは後悔していた。
きっと、今まで感情がした事を覚えてて、それで謝ってるんだって分かった。
シ「僕はただ、ヴォルに会いたかっただけなんだ…」
モ「うん、分かってるよ。」
僕はシュトルに近付く。
シュトルは来ちゃダメって言ったけど、僕はそれを無視してぎゅっと抱きしめた。
シ「ヴォル……？」
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小夜(プロフ) - Σd(ﾟ∀ﾟd)わかりました！ (2018年4月15日 21時) (
レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます!それから、もし、お時間いただけるのなら、私の作品にアドバイスいただけませんか？クラシカロイド 月夏 と検索すれば出てきますので、お願いします。 (2018年4月14日 17時) (レス) id: 98ec3659ca (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 返信遅れてすみません！頑張って下さい！！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いいですよ！ (2018年4月14日 17時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - このシリーズ面白かったです。私もクラシカロイドの小説を書いているのですが、今回出てきた貴族達の批判の言葉を使いたいのですが、いいですか？ (2018年4月12日 19時) (レス) id: 94dbf7702a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夜 | 作成日時：2017年7月9日 22時
