【YouTuber】恋の読み方【短編集】

笑いあって、好きって言って。＿Turime ページ15

「どれくらい好き?」


付き合っている彼女に、何気無しに「好き」だと言ったら、
そんな質問が返ってきた。

もちろんそんな質問が来ると思っていなかった俺は、戸惑う。

「えっと…」
「……」

「無理して答えなくてもいいよ、別に」

黙る俺に啖呵を切った彼女がそう言った。

「怒ってる?」
「な訳ないじゃん」
「そっか…」
「うん…」

「そっか…」「うん…」この続きに、俺はなんて言えばいいだろうか。
なんて言ったら、彼女は喜んでくれるだろうか。
俺が口を開く前に、言葉を繋げたのは、彼女だった。

「私はね、死んでも君のこと好きだよ。死んで、幽霊になっても、好きなんだよ、多分」
「……」
「あは、今何この重い女って思ったでしょ」

彼女は笑う。
俺は慌てて何か言おうとしたけど、

「いいの」
「え…」
「私は、みつくんのことそれくらい好きってことだから。」

彼女は相変わらず笑ってる。

「俺も…!死んでもAちゃんのこと好きでいられる自信あるよ!!」
「なんだそれ(笑)」

何も言えない、情けない俺に、君は笑いかけてくれる。

「ありがと、嬉しい」


これから先、どれだけ季節が過ぎようとも、俺の隣には君がいてほしい。
そんな風に思えたのは、Aちゃんが初めてなんだよ。


P.S．
最近更新遅くてごめんなさい。
学校やら、バイトやらで地味に忙しくて…
時間が取れた時にちゃんと更新していこうと思っているので、気長にお待ちください…
リクエストもちゃんと書きます!!

不眠症＿Hajime◎ﾘｸｴｽﾄ※裏注意→←#2

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