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あくま《マサイ》翼を授ける犬さんリク ページ35

ヒラリ、ヒラリ、翻すスカート。
シャツの裾から伸びる白い腕。
振り返って俺に笑顔を見せる彼女は、きっと天使なんだろう。

いや、悪魔だ。
俺の心を掻き乱す悪魔。

質問です。


Q.どうしてキミはこんなにも俺を夢中にさせるんですか?


「ヒミツ」


きっと君はそう答えるだろう。
ピンクのほっぺと、淡い赤色の唇。

君と目が合う瞬間、息を呑む。
どんな君の仕草も、可愛いと思ってしまう。
俺は重症だろうか。




「昨日のテストどうだった?」
「まあまあかな」

勉強はそこそこできるところ。



「今日の体育、持久走だったな」
「私はビリだった〜…」

運動はちょっと苦手なところ。



「ウーパールーパーって食べれるのかな?
死ぬ前に食べてみたい…!!」
「へぇ…」

たまに変なところ。



全部、全部、好きだ。


この溢れんばかりの思いを、君に伝えてもいいだろうか。



「なぁ…」

「ん〜?」

「俺、好きな人がいるんだけど」

「ん。……え?好きな人?」

「今から告白しようと思う」

「え!!い、今!?」

「うん」


大きな目を、更に大きく見開いて、まるで宇宙人に出会った時のような表情で俺を見る。

(あぁ…可愛いなぁ…)

(その顔、写真に撮ってクラスのヤツらに見せてやりたい。
…いや、可愛いからやっぱやめた。)


「言っていいですか?」

「え、へ?ここで?」

「そう、ここで」


その言葉の意味を全く理解してない君の手を取って、こちらを凝視する瞳を見詰める。

「…マサイ?」


「俺、お前が好き」



告白の言葉は、案外アッサリと喉から出た。

大きな目には、みるみる涙が溜まって、
顔を真っ赤にした君は、


「心の準備出来てないよ〜〜!!!」

なんて、俺を一発殴った。

痛かった。涙が出そうなくらい。


その後は、お互い何も言わないで帰路を歩いた。
二つの手は繋がれたまま。

君は、家に着くまで手を離してくれなかった。
ギュッと握ったまま。
手汗なんて気にならないみたいで。


「好き」

君は俺の手を離すと、それだけ残してドアの向こうに消えていった。


(言い逃げなんてずるいと思いまーす。)


やっぱり、君は天使なんかじゃなくて、
俺を惑わせる、悪魔だ。

嫉妬心《いっくん》えのきの娘さんリク→←とある夏の日《そらちぃ》マオさんリク



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クロハ(プロフ) - ありがとうございます…最高です… (2017年8月7日 14時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - ありがとうございます(´;ω;`) (2017年8月4日 18時) (レス) id: 874f7f8e04 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - クロハさん» わかりましたー! (2017年8月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
クロハ(プロフ) - またまた失礼します(*´-`)エイジ君で甘めなのお願いできますか? (2017年8月4日 2時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - 翡翠さん» 本当ですか!そういっていただけて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (2017年8月1日 20時) (レス) id: 60b5c0e445 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬名 郁 | 作成日時:2017年4月7日 21時

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