I'm always wish you happiness《ダーマ》akanaさんリク ページ43
”私、幸せになれるのかな”なんて、
「どうしたの、いきなり」
「うん、特に理由はないんだけどね。
ふと、そんなことを思ったの」
ふんわりと微笑む彼女の顔は、幸せそのものに見えたのに、
(君は幸せじゃないの?)
「どうしたら君を幸せに出来る?」
君は少し考えて、
「そうだな、貴方が抱きしめてくれれば、私は幸せかな」
「でもね、ダーマがそんなことしてくれるとも思えないし。
だから、幸せにして、なんて可愛いことは言わないよ」
「どうして?」
「だって、ダーマは恥ずかしがり屋さんだもん。
私がよくわかってるわ」
なぜか少し自慢げな彼女。
長い髪で隠れた首に手を回す。
「あら、珍しい」
耳元でそんな声がした。
とても幸せそうな彼女の声が。
「俺だってたまには、君を抱きしめたくなることだってあるよ」
「そう」
触れ合う肌が心地よい。
まるで付き合いたてのカップルのような、そんなやり取りも、ずいぶん久しぶりの気がした。
これからはもう少し、彼女に優しくしてあげようか。
そんなことが頭に浮かぶなんて、俺自身も本当は寂しかったのかも。
「いつだってAを幸せにするのは、俺でありたいな」
「そう思うなら、ずっと一緒にいてね」
「うん」
お昼寝日和《トミー》クロハさんリク→←君にだけは《いっくん》ねるるさんリク
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クロハ(プロフ) - ありがとうございます…最高です… (2017年8月7日 14時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - ありがとうございます(´;ω;`) (2017年8月4日 18時) (レス) id: 874f7f8e04 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - クロハさん» わかりましたー! (2017年8月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
クロハ(プロフ) - またまた失礼します(*´-`)エイジ君で甘めなのお願いできますか? (2017年8月4日 2時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - 翡翠さん» 本当ですか!そういっていただけて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (2017年8月1日 20時) (レス) id: 60b5c0e445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瀬名 郁 | 作成日時:2017年4月7日 21時