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「貴方達がいると悠仁の邪魔なのよ。ああ、そうそこの貴方はいいわ。存分に戦いなさい、悠仁は親友の貴方の腕にかかっているのだから。」
「君の指示に従う利点は何もないが？」
弓を持った生徒が理知的な瞳をこちらに向ける。警戒と少しの焦り。そんなものも隠せていないような弱者に私はあは、と笑った。
「どこに貴方達に生じるメリットが必要なのかしら？馬鹿なことを説明させないで頂戴、、あら、でももしかしてそれって挑発なのかしら？、、面白いわ、身の程を弁えない挑発ほど愉快なものはないもの。」
「、、、、、。」
戦ってあげましょうか？と私が聞けば悠仁に明確な殺意を持った生徒達は引いていった。賢明な判断だと私はふふ、と笑い声を溢す。
「さぁ、邪魔者はいなくなったわ。ほら、続きを初めて？」
「クララありがと！」
「良いのよ。」
私はひらひらと優雅に手を振りながらその場を去った。
その後もちらちらと戦闘音のする方へ赴いて行っては観察し、放たれている呪霊を適当に祓って時間を潰す。時節視線がすると思えば、カラスが私を観察していたので手を振ってみたりした。
「、、、、、あら？」
違和感を感じる。敵の気配がおかしい。先程まで一番強い気配を纏っていた呪霊の気配が消え、そしてより一層強くなった。
それも比較するのも馬鹿らしい程に。
こんな強さの呪霊は私も初めてかもしれない。特級案件をこの世界にきてから両手に数える程経験してきてはいるが、格が違う。
果たしてこれは意図的に放たれた呪霊だろうか。その考えを私は一瞬で否定した。これでは生徒の命も危ぶまれるし、そしてたかが交流会でこんな命をかけるわけもない。
緊急事態が発生したと考えて良いだろう。鞘からレイピアを抜いて、軽く一振りした後に剣に呼びかける。
「、、、、、、剣よ、血を吸いなさい。」
薔薇の棘のような蔦が腕に巻きついて刺さる。そして瞬く間に赤一色へ染まった。その辺の木を一本斬って軽くストレッチしながら現場へ向かう。
すでに生徒と戦闘も始まっているのか中々に騒がしい。
気持ち急ぎながら現場へ着くと、そこには建物から恐ろしい量の木の根のようなものが生えて生徒達を攻撃していた。
その中心には植物が体現されたような呪霊が佇んでいる。特に殺気を出しているわけではないが、こちらに気づいたようだ。
それが合図になったかのように、呪霊は動き出した。
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Reina(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！私生活の方が忙しくて中々時間が取れなかったのですが、そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2021年10月24日 19時) (
レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新お久しぶりです！もう更新しないのかなぁと少し不安になってましたがありがとうございます！ほんとにこの小説面白くて大好きです！無理だけはせずにこれからも頑張って下さい！ (2021年10月24日 3時) (レス) @page26 id: 9bb0d4787d (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - いつも楽しく拝見させていただいております。更新を楽しみにしてお待ちしております！頑張ってください！ (2021年7月18日 17時) (レス) id: e5f7c718e0 (このIDを非表示/違反報告)
Reina(プロフ) - れんさん» ありがとうございます (2021年5月25日 16時) (レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ご対応頂きありがとうございます！これからも更新楽しみにしております。季節の変わり目ですのでお身体にはご自愛くださいませ。 (2021年5月25日 1時) (レス) id: cf8acd5d9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Reina | 作成日時：2021年2月11日 2時
