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両校がミィーティングを行っている頃。



私は教職員が集まるスペースにいた。ソファにだらしなく寝そべって眠りもしないのに目を閉じている。すると隣から騒音が聞こえ始めた。



生徒から逃げてきたのか、げっそりした顔の彼がこの部屋に入ってきていた。



「ちょっと、僕のキスは高くつくからね。しかもすっごい説明面倒くさかったんだけど。肉体関係ないってどれだけ言っても信じてもらえないしさぁ?クララが勝手に脱いでただけジャン?しかもそんな昔のこと、」
「いつもその辺の人間と交わってるのに、よく喋る口ね?」
「、、、、、、、、、。」


暗にそれも暴露してやろうかと聞けば彼は黙りこくった。どうやらこれ以上イメージを低下させたくないらしい。



「知ってたんだ。」
「わかるわよ、匂いで。」
「はぁ〜、、まあいいけどさ。クララはそういうのじゃないし。でも本当にあーゆうの止めてよね。」
「善処するわ。」
「、、、、、。」




はぁ、と誰のかもわからない溜息が部屋の中で漏れる。相当な騒ぎになっていたらしい。




「で、なんでここにいるのかな。早くミーティング行って来なよ。僕連れて行くのやだよ?さっきの今だし。」
「嫌よ。、、もうここでいいじゃない。私が参加したところでなんのメリットもないわ。」
「別に戦えって言ってないんだから良いじゃん。森の中でお昼寝でもしてたら?それに、、手加減教えたでしょ?」




まだ無理なようなら練習付き合うけど?と言われ、私は心底嫌だと顔を歪めた。



「交流会参加しなくても良いけど、手加減が出来ないからって理由で判断してもう一度訓練させるしご飯三日抜くよ。それでもいいならいいけど。」
「、、、、、。」



悟が訓練、とオブラートに包んで言う内容は私にとっては苦痛でしかない拷問のことを指す。はぁ、と私は溜息をついて気怠げに起き上がった。



「あ、行くなら悠仁をよろしくね。あと、、目は良いけど首は無くさないように。」
「はいはい、何かあったら連絡するわ。」



ソファにあったクッションを一つ拝借する。ふらふらとした足取りで、ミーティングの会場とは別の恐らくそのうち戦場となる森の中に入って行く。



特に何を思うでもなく散策すると、周りの木より少し大きめのきに飛び上がってクッションと一緒に寝転んだ。その内きっと戦闘音でも聞こえてくるはずだからと私は目を瞑る。



嵐の前の静粛のようにそこには穏やかな時間が流れていた。

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Reina(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!私生活の方が忙しくて中々時間が取れなかったのですが、そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります! (2021年10月24日 19時) (レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新お久しぶりです!もう更新しないのかなぁと少し不安になってましたがありがとうございます!ほんとにこの小説面白くて大好きです!無理だけはせずにこれからも頑張って下さい! (2021年10月24日 3時) (レス) @page26 id: 9bb0d4787d (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - いつも楽しく拝見させていただいております。更新を楽しみにしてお待ちしております!頑張ってください! (2021年7月18日 17時) (レス) id: e5f7c718e0 (このIDを非表示/違反報告)
Reina(プロフ) - れんさん» ありがとうございます (2021年5月25日 16時) (レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ご対応頂きありがとうございます!これからも更新楽しみにしております。季節の変わり目ですのでお身体にはご自愛くださいませ。 (2021年5月25日 1時) (レス) id: cf8acd5d9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Reina | 作成日時:2021年2月11日 2時

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