【イナゴ】小さき少女は能力者!? 序章～転校初日で生徒会長!?～ (ページ19)

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　　＿15.～Late～－遅刻－ページ19

倉/黒「「遅れましたぁ！！！！」」

　音楽室に入るなり、声をそろえてこう言った
浜野「おっ。二人そろって遅刻だな、チビッコンビ♪」
倉間「チ、チビって、い、言うな！」

　倉間君は階段ダッシュしたせいで息を切らしていた
浜野「だって、ホントのことじゃん」

　さらりと言う浜野君
　よし、少し懲らしめてやろう←

黒澤「どうせ私はチビですよっ、チビで悪かったですねッ」
　僕は少し涙目になった、勿論嘘泣き←

浜野「えっ？あっ、ええっ......？」
　そこに先生が会話に入ってきた

先生「二人とも、なんで遅れたの?」

倉間「え、えっと......」
　戸惑う倉間君、まぁ笑いこけていて遅れました、なんて
　口が裂けても言えないよね、さすがに......

　まぁ僕のせいでもあるし......

　少し前に出た
黒澤「あの、先生！私、転校生で音楽室が
　どこなのかわからなくて......
　倉間君は私を案内していたから遅れたんです！

　途中で私が迷子になったのが原因なので......
　倉間君は悪くないです、遅刻してすみませんでした！」

　そう言って僕は先生に深々と頭を下げた

　倉間君、なんとか話を合わせてくれっ

　すると倉間君は何かを察したようで
倉間「いや、でもちゃんとついて来てるか
　確認しなかった俺が悪い、ごめん」

　なかなかの演技をしてくれた
　普通、打ち合わせナシでこんな事できる人は
　僕が見てきた限りそうそういない

先生「あ～、事情はわかったわ。つまり
　転校生の黒澤さんが迷子になって
　倉間君は黒澤さんを探していて遅れた、ってことでしょう？」

　僕達はチラッと目を合わせてからコクっと頷いた

先生「なら仕方ないわね～、席について」

　そう言われ、僕達は席についた
　あ、席は教室と同じね

先生「じゃあ、まずは校歌を歌います
　その次は、まだ新しい教科書が届いていないので......」

　途中から先生の話は聞いていなかった
　周りに合わせれば別に問題ない、多分←

　いきなり、皆が立って移動し始めた
　多分、後ろにある合唱台だろう

　僕も一応移動して、適当に並んだ

先生「黒澤さん、生徒手帳に校歌は載っているからね」

　頷いたあと、先生はピアノと向かいあった
　そして、そのピアノから軽やかな音楽を奏で
　皆、音楽に乗り、歌い始めた

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はい、更新、遅くなってすみませんでした！
そ、れ、と、
17日18日は家族旅行のため、
更新出来ません！
ホントにゴメンなさい！！！