裏切りの雫【名前変換オリジナル】―続編へ―

４話 ページ12

「今何時？」

咲羅が手元の時計を見る。
「７時４５分くらい」

「分かった。ありがと。さぁ、あと２時間くらいあるね」
「何するの？」

大人が相手……。
まだ情報が少なすぎてよく分からないが、一応武器は持っておいた方がいいだろう。子供と大人じゃあ力の差がありすぎる。

「未来都市に戻るぞ」

「工場にでも行くつもり？」

「あぁ」

「それよりも、武器屋の方がいいよ」

海夜が怪しく微笑む。まったく……ドＳ心でも出たか。
海夜は結構なアレだからな。どうせ戦うなら、とでも考えたのだろう。


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「Future・pirateか」
「わお、久しぶりじゃーん」

咲羅が小走りになって店内に入る。


Future・pirate
武器が売っている危ないお店。出入りする奴はみな、ヤクザだったり賞金稼ぎだったり。ごついおじさんだったり……。
普通はこんな子供が来るところじゃないけど私たちはここのマスターが好きでよく出入りする。

まぁ、マスターもいないんだろうけど、ね。

「武器は何でもいい。とにかく自分の身を守る物を持って行け。このあと私の家に行って作戦会議するぞ」

さて、私はどうしようか。


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ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

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