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2話 ページ7

サインの街は、物音一つしなかった。

本当に、私たち以外の人間は消えてしまっていたのだ。

足音だけが耳に届く。周りが静かな分、いつもは気にしない音もより一層うるさく聞こえた。心臓の音も、早いテンポで打っている。
私たちだけの世界。反抗期だったときには、私たちだけになりたいと心の底から思った。
いざ、そうなってみると、「恐怖」の二文字以外になかった。

息が苦しい。目まいがする。頭が痛い。


―――怖い……


海夜が隣に来た。
よくあることだからそんなに気にならなかったけど、今回は例外。
震えでどうにかなりそうだったからだ。倒れこまないようにするので精一杯だった。

「A、どこに行く?」

出来る限り、優しい声で言ってくれたのだろう。自然と緊張がほどけた。
息をゆっくりできるようになり、息苦しくなくなった。

「あぁ……ゴメン。……少し、休んでもいいか?」
皆、うなずいてくれた。


適当な公園に入り、座った。
脚が震えて、限界だ。本当に、まいった…。

少し余裕が出来たところで時計を見たら、7時だった。

まだ……30分しか経っていないのか……。


仲間の顔を見渡す。
皆、グッタリとしていてとても疲れているようだった。

嫌な風が顔を撫でる。


‥→←‥


ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです


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unlucky - はじめまして、かな?(←パクリ)めっちゃアバウトなルール説明にくすっときました(笑)更新がんばってください>< (2012年6月19日 17時) (レス) id: abf5b92f0b (このIDを非表示/違反報告)
コノハ(プロフ) - 初めまして!?w頑張りますー。コメThank You! (2012年6月10日 21時) (レス) id: 3befcbfa4f (このIDを非表示/違反報告)
ライア - はじめまして、かな?続き気になる・・・。頑張ってください。 (2012年6月9日 18時) (レス) id: dd906249eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コノハ | 作成日時:2012年5月22日 21時

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