人生最後の本気の恋 (ページ8)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:2,828 hit

第７話ページ8

今は放課後。

涼太「えー…まずぅ、メアドを聞き出すにはぁ…」

大和「ちょっと待て！なんでそんなにやる気ねぇんだよ！！」

涼太「あのねーちょっと聞いてよ。

俺さ、篠原センセをデートに誘ったわけ」

大和「…先生と生徒はヤバいんじゃないか？」

涼太「それ同じこと言われたの！！しかもさあ！……」

大和「しかもなんだよ？」

涼太「…なんでもない。ごめん、今日は俺帰るわ」

大和「え、ちょっ一緒に帰るんじゃなかったのかよ！」

涼太「ごめん…」

何なんだ一体…

…ちょっと保健室行ってみっか。

･

･

―保健室―

来たのはいいものの…俺、何をしようと思ったんだ？

まあいいか。

一呼吸置いてからノックをする。

コンコン

やけに響くな…

篠原「はーい？」

大和「失礼します…」

篠原「や、大和くんっ！？」

大和「え？俺のこと知ってたんですか？」

篠原「え、ええ…大和くん一度も保健室に来てくれないから…」

…来てくれないってどういうことだ

しかもなんで”大和くん”？

大和「あー…えっと、ちょっと腹痛いんでベッドで寝ててもいいですか？」

篠原「あ、ど、どうぞ…」

ベッドに潜りこんでから思った。

…なんか変だな。