お兄さんずラブ2〜inar〜

火照った体を・・ ページ18

ほんと伊野尾さんのペースに乗せられてばっかなんだよ俺・・まじで・・・


置いてきぼりの非常階段で火照った体が落ち着くまで待って、それから少しだけドア開けてキョロキョロ周り見渡して誰もいないの見てからするりと出て行った



「ふう・・・・」


エレベーターに乗って9階に行くボタン押して、一人きりだったから思わずため息が出る


今夜も泊まっちゃうって・・いいのかな・・・なんか・・なんか・・うまく乗せられてるような気がするんだけど俺・・


キスだけって言ってたのがなんかどんどん進んでるような気もするんだよな・・


「大貴っ」


「うわっはいっ」


ぼーっとしてる間に9階について、エレベーター開いたらちねんがいた


「あっびっくりしたちねん・・おはよ・・どうした9階になんか用?」


「うん、今橋本さんと・・」


「あーりーおーかー氏っ」


「うわっとぉ・・はいっ」


ちねんの後ろから橋本さんがぬっと出てきて驚いた


「係長がお待ちかねですよ〜、それではちねんさん18時から小ホールで取材となりますのでよろしくお願いします、ライターもカメラマンもずっと長くうちを担当してくれている人ですから安心してください」


「はい・・こちらこそ、でもほんとに僕なんかでいいのかまだ半信半疑ですけど(笑)
こちらに合わせてもらって遅くのスタートで申し訳ないです、橋本さん残業になりますよね? それに僕口べたで取材ご苦労掛けるかもですが・・ほんとすみません」


なんかちねんのこういうオフィシャルモード見たことなかったからまじまじ見ちゃうよ・・なんか・・大人っぽいんだけど・・


「お気遣いなくです、ではよろしくお願いいたします、ありおかさん早くエレベーター出てください」


「あっは・・はいっじゃあな、ちねん」


「ん、また連絡するよ」


すぐにエレベーターの扉がしまって橋本さんに聞く


「あの・・ちねん取材って・・雑誌とかですか?てか事業本部って広報の仕事もするんですか?」


動機が雑誌に載るとかなんかちねんがすごく遠くに行くような気がするよ

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