お兄さんずラブ2〜inar〜

寝言は・・・? ページ12

「ん・・・・」


「わ〜んこっお・は・よっ」


まじで耳がビリビリくるくらいデカい声なんですけど


「は・・い・・おはよう・・・ございます・・・・」


気づいたらもうガレージで、・え?・・・・・今の夢


「僕はちゃんと送ろうと思ったんだけどさ、家聞こうと起こしても寝てるからもう仕方ないから連れて帰って来たよ」


あ・・そっか・・帰りに送ろうとしてくれたんだ・・ン・・・寝ちゃったよ俺・・


「せっかくなのにすみません・・・寝てしまいました・・すみま・・あふ・・・」



伊野尾さんは素直に謝る俺を見てすごい笑顔になって



「あははっ、ねぇ、きみさっき寝言言ってたよ」



「ええ?まじっすか?・・・なんていってました?」



「ききたい?」



「はい?・・・・はい、ききたいです」


「唇チュウってしながらキスしてくださーいって・・さっ降りて」


「は?ちょっ・・・も・・・嘘ですっ!ぜっいにそんなこと言ってませんっ」


やばっ・・・言ったかも・・・だって言えって言われたから・・マジで言ったかも・・やばいっ


「そっか〜わんこは夢でみるほど僕とキスしたかったんだね〜(笑)よしよし後でたっぷりキスしてあげますよ〜」


慌て後ろに置いていたリュック持って降りたら、伊野尾さんがエレベーターボタン押してキーを車に向かって押してロックした



エレベーターに乗り込んで持ってた車のキーごとコントロールパネルにかざしてから最上階を押してくるりと俺の方を振りむくと、さっきまでにこにこしてた伊野尾さんが急に怖い顔になって俺を抱きしめた



「え?・・だ・・だめですってばっも‥エレベーターなのに誰か乗ってきますよっ」


ここでそんながっつり抱きしめられるなんて思わなかったからびっくりしてジタバタもがく


「うちのエレベーターは最上階押したらノンストップで行くんだよ」



俺がもがくのなんかお構いなしに唇近づけてくるから


「だっ・・・・ほらっ!もうっ防犯カメラで管理してるんですからっ・・も・・・だれに見られてるかわかんないんですからっだめですっもうっ」



後ろから覆いかぶさるみたいに抱きしめてキスしてるから、俺は自分の唇を手のひらでガードして逃げ回る

はい、正解→←キスしてください

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